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稀勢の里が取り戻した1年前の感覚、確信の初場所へ

1/10(水) 9:09配信

日刊スポーツ

 4場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、自信を確信に変えた。9日、大相撲初場所(14日初日、両国国技館)に向けて都内の尾車部屋に出稽古。東前頭2枚目の嘉風と三番稽古を行い、12勝2敗と圧倒した。前日8日の二所ノ関一門連合稽古は嘉風、琴奨菊を相手に計14勝3敗と好調。この日の稽古後「昨日(同部屋の大関)高安以外とやって手応えを自分なりに感じた。それを確信に変えるために来た」と話し、2日連続の出稽古で本物の自信を手にした。さらに「後は3、4日で仕上げて場所で結果を残したい」と初場所出場も明言した。

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 取り口にも横綱の風格が戻ってきた。相撲巧者の嘉風に左の差し手を封じられたり、上体を起こされたりと、苦しい体勢になりながらも慌てず立て直して寄り切った。「(嘉風は)当たりも強いし低いし、確認するにはもってこい。体と脳みそが、だいぶ良くなってきた」と、初優勝した1年前のように、思い通りに体が動く感覚も取り戻した。

 その後は白鵬、鶴竜とともに明治神宮で奉納土俵入りに臨んだ。元横綱日馬富士関の暴行事件の影響からか、観衆は過去5年と比べ14年と並ぶ最少の2800人止まり。その中で最も歓声を浴び期待の大きさを感じた。「体は調子がいい。良い1年のスタートを切りたい」。確信を表現する舞台は整った。【高田文太】

最終更新:1/10(水) 9:35
日刊スポーツ