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深川製磁でろくろの仕事始め「くるまおろし」 有田焼

1/10(水) 14:09配信

佐賀新聞

 有田焼窯元の深川製磁(深川一太社長)で9日、ろくろの仕事始め「くるまおろし」があった。熟練職人2人がしめ縄を飾ったろくろに向かい、技術向上への思いを新たにした。

 くるまはろくろの別名で、1894(明治27)年の同社創業以来続く新年の恒例行事。同社工場であった神事で、窯の繁栄や安全を祈った後、深川製磁販売相談役の深川剛さん(90)と、深川製磁芸術室の深川聰さん(61)親子がろくろの前に座り、つぼと足つきの盛り鉢を作った。

 15歳からろくろを始め、今も毎日のように作品作りをするという剛さんは「新しい年を迎え気が引き締まる思い」と話し「常に目的を持ち、継続することが大切」と、後進にエールを送った。

 深川社長は明治維新150年に合わせ、当時のデザインや技術を再現するプロジェクトに取り組むことを表明し、「焼き物を世界に向けて売り込んだ明治のエネルギーに学びたい」と抱負を述べた。

最終更新:1/10(水) 14:09
佐賀新聞