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【NY外為】ドルと円が値上がり、国債利回り急伸で-ユーロ下落

1/10(水) 6:05配信

Bloomberg

9日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続伸。米国債市場で10年債利回りが3月以来の高水準に上昇したことを受けて買いが入った。市場では、中国人民銀行(中央銀行)と日本銀行による予想外の措置を消化する動きが広がった。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数はこの2日間で最大0.6%上昇。2日間の上昇率としては1カ月で最大。米国債相場は国債入札や投資適格債の発行を控えて下落。この下落を受けて、ジャナス・ヘンダーソン・グループの運用者ビル・グロース氏は「債券の弱気相場は今日確認された」と指摘した。ユーロは対ドルで3営業日続落と、12月第1週以来最長の連続安。

ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.1937ドル。円は対ドルで0.4%上昇し1ドル=112円61銭。

中国人民銀が人民元相場の管理体制を変更したと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。市場では人民銀が元の下落を容認するシグナルだとの見方が広がり、ドルは上昇。対人民元では一時0.6%上昇した。

円は米国時間に上げを拡大。ドルは対円で一時112円37銭まで下げた。日銀はこの日の金融調節で超長期ゾーンの買い入れオペを減額し、これを受けて量的緩和のテーパリングの思惑から円買いが優勢となった。

農林中金総合研究所の南武志主席研究員は日銀による国債買い入れオペの減額は、あくまでも政策金利をコントロールする目的であり、出口を見据えた動きではないと指摘した。

商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ユーロのロングが過去最高に積み上がっていた。そのため、この日のユーロ下落はロング解消の動きが広がったとみられる。ユーロは対円でも3日続落となった。

欧州時間の取引

欧州時間も日銀の国債買い入れオペの減額を手掛かりに円が堅調な動きとなっていた。ドルは主要10通貨のうち円を除く全てに対して値上がりした。

原題:Dollar, Yen Advance as Treasury Yields Spike, Euro Slides(抜粋)Yen Bucks Trend of Stronger Dollar on Bets of BOJ Policy Unwind

第4段落以降を追加し、更新します.

Alexandria Arnold, Dennis Pettit

最終更新:1/10(水) 7:00
Bloomberg