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ミャンマー治安部隊、ロヒンギャ10人殺害 手続き経ず

1/11(木) 6:37配信

朝日新聞デジタル

 ミャンマー国軍は10日、同国の治安部隊などが昨年9月に西部ラカイン州でイスラム教徒ロヒンギャの「テロリスト」10人を正式な手続きを踏まずに殺害していたと明らかにした。国軍はこれまで「部隊は法にのっとって活動している」などと説明していた。国軍は殺害に関わった部隊員を処分する予定だという。

 国軍によると、同州北部マウンドーでロヒンギャの武装集団が警察施設などを襲撃してから1週間後の昨年9月1日、仏教徒の村から治安部隊に「ロヒンギャ約200人の集団から攻撃されそうだ」との通報があった。派遣された部隊は武装集団のメンバーとみられる10人を拘束した。治安部隊の取り調べに、10人は自分の村に住んでいた時に武装集団に勧誘されたなどと話したという。

 司法手続き上、部隊は10人を警察施設に移送しなければならなかったが、そうしなかった。代わりに翌朝、村の墓地に連れていき、仏教徒の村人が刃物で襲いかかった後、治安部隊の4人も発砲して殺害。遺体を埋めたという。

 昨年12月にこの村で身元不明の複数の遺体が見つかったという情報が寄せられたことから国軍が調査していた。(ヤンゴン=染田屋竜太)

朝日新聞社