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阪神・秋山、9年目の“改心” 今年は後輩にアドバイスする!

1/11(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 9年目の“改心”-。阪神・秋山拓巳投手(26)が10日、京都府久御山町のNTT淀総合運動場で自主トレを公開。これまで誰にも与えなかった知識を後輩投手にも伝え、自らの成長にもつなげることを明かした。若手のレベルアップを手助けし、虎の先発ローテーションを引っ張る。

 後輩であろうとポジションを争うライバル。飛躍のヒントは誰にも与えたくなかった。過去の秋山の立場を考えれば、当然だろう。ただ、今年は違う。チームのため、持てる知識を後輩に伝え、そして、自らにも還元していく-。“新しい秋山”に変身する。

 「今までは(年)下に抜かれることが嫌で、気づいたことも言わないこともあったけど、それを伝えることでいろいろ自分も確認できるし、学ぶことが出来ると感じた」

 生きるか死ぬかの勝負の世界。仲間であろうと蹴落とすくらいの覚悟は必要。まして成長を助けるなんて…。ウソ偽りなく吐露した本音。ただ、そんな右腕の心の中に、変化が生まれた。昨季、苦節8年目に12勝とブレークしたからこそ、わかることがある。知識を他人に伝えることで、頭の中を整理し、自分がどこまで理解しているかも、客観的に判断できる。

 「ちゃんと伝えられることは、伝えたいです。ただボールを投げるだけではダメだと、感じることが出来たので」

 もちろん「(若手とも)競争です」と、親切な“先生役”に徹するつもりはない。伝えた上で勝負に容赦はない。金本監督からはメッセンジャーと2人、ローテ確定を明言されているが、その言葉に甘える気も無い。

 昨春はキャンプから実戦で猛アピールし、開幕ローテ入りしたが、今季も気持ちは同じ。「(年)下の投手も多いですし、そこ(実戦時期)はコーチが決めることですけど、いつでも投げられる状態にはしていきたい」と、ガンガン飛ばしていくつもりだ。

 「気持ちよく投げてほしいので、そこはランディで」と開幕投手はメッセンジャーに譲るが、ローテの軸という自覚は十分。「(自分は)もっとよくなるという前向きな気持ち」。自分自身を高めながら、秋山がエース道を行く。