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角界ゴタゴタ、人気に影…奉納土俵入りは“不入り” それでも続くリーク、嫌がらせ合戦

1/11(木) 16:56配信

夕刊フジ

 元横綱日馬富士(33)による暴行事件をきっかけに内紛状態に陥っている相撲界。長引くゴタゴタがファン離れとなって現れ始めた。9日に東京・明治神宮で行われた正月恒例の奉納土俵入りは、白鵬(32)、稀勢の里(31)、鶴竜(32)の3横綱がそろいながら、観客は前年の3分の2に激減した。一方、貴乃花親方(45)=元横綱=一派と、八角理事長(54)=元横綱北勝海=のリーク合戦など新抗争も勃発、波乱が収まる気配はまったくない。

 ファンの反応はシビアだった。気温16度と季節外れのぽかぽか陽気に恵まれたにもかかわらず、奉納土俵入りの観衆は前年比1400人減、ここ数年のワーストタイ(2014年)だった。

 明治神宮側は「今年は問い合わせがすごく多かったんですが…。参拝客は日にちによって前後してくるので、(3連休後の)影響があったのかもしれません」と首をひねった。

 昨年は初場所初日が1月8日と早く、奉納土俵入りは6日の金曜日だった。3連休明けで松の内も明けた今年は、参拝客が減っていたという事情もあるのかもしれない。

 だが、稀勢の里が昨年初場所後に横綱となり、03年の貴乃花以来となる日本人横綱の奉納土俵入りだったことを踏まえると、ここまで観客が減るのは異例。初場所(14日初日=東京・両国国技館)のチケットはすでに完売しており、当日券を残すのみだが、人気が4年前の水準に戻ったとなると相撲界にとって一大事となる。

 しかも、この日、本来なら立行司の式守伊之助(58)が、土俵入りを先導するはずだった。だが、昨年12月16日の沖縄県宜野湾巡業中に泥酔し、10代の行司にキスなどをしたセクハラ行為が発覚し“休場”。近日中に開かれる臨時理事会で懲戒処分が下るが、立行司が不在のため、白鵬と鶴竜には三役格の式守勘太夫。稀勢の里には三役格の木村玉治郎が代役を務めた。

 伊之助は赤面もののセクハラ騒動を起こしたが、この件について、一部関係者の間では、八角理事長ら執行部の責任追及を狙う貴乃花一派によるリーク説がささやかれている。

 その一方で、5日の横綱審議委員会の稽古総見後に、執行部の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が、小結貴景勝ら貴乃花部屋所属力士3人を公衆の面前で呼びつけ、口頭で注意を与える場面があった。

 昨年末に都内の繁華街を力士らしからぬカジュアルな格好で歩いていたことが分かったというのだが、正式に処分したわけではなく、師匠の貴乃花親方に恥をかかせることを意図した嫌がらせとの見方がある。

 やや寂しい観衆を前に土俵入りを終えた白鵬は、「いよいよ1年が始まったと思う。今年は幕内1000勝。今場所は北の湖関の横綱在位63場所というのがありますから。1つ1つ積み重ねていきたいです」と記録更新に意欲を示した。だが、初場所後には理事選が開催されるため親方衆の心、土俵にあらず。ファン無視の状況は初場所中も続きそうだ。

 ■近年の正月奉納土俵入りの観客動員 

 2013年 1月8日 3000人 

 2014年 1月8日 2800人 

 2015年 1月7日 3800人 

 2016年 1月7日 4100人 

 2017年 1月6日 4200人 

 2018年 1月9日 2800人

最終更新:1/11(木) 16:56
夕刊フジ