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ダル、FA市場目玉も…なかなか移籍先が決まらないワケ  米マスコミ「傷がある」

1/11(木) 16:56配信

夕刊フジ

 今年の米FA市場の目玉であるダルビッシュ有投手(31)=ドジャースからFA=の新天地が一向に決まらない。本来なら去年のクリスマス前に決まっていても不思議でないのに、なぜこうも遅れているのか。

 米スポーツ専門局ESPNはダルビッシュの能力を高く評価しながら「傷がある」と指摘した。「今オフのFA市場で、最高の先発投手だが過去にトミー・ジョン手術を受け、ワールドシリーズでひどい登板を2度した。これで評価が大きく下がった」というのだ。

 昨年のワールドシリーズは、ドジャースがアストロズに第7戦で敗れた。ダルビッシュの不振が響き、大一番での勝負弱さが目についた。

 米スポーツサイトの「MLBトレードルーモア」は「日米ですでに2000イニング以上投げているダルビッシュは今後、衰えていく傾向にあり、今オフの目玉ではあるが、絶対的に信頼の置けるエースとはいえない」と評価している。セイバーメトリクスを重んじる大リーグのゼネラルマネジャー(GM)にとって、登板回数や年齢からダルビッシュは下降線をたどる選手に映るのだという。

 同サイトは、さらに「なぜ今年のストーブリーグは氷河期に入ったのか」というテーマで(1)ぜいたく税の存在(2)フロントの辛抱強さ(3)来季のFA選手の豊富さの3要素をあげている。

 選手の総年俸を1億9700万ドル(約221億8500万円)以下に抑えないとメジャー機構からペナルティーが科されるため、ドジャース、ヤンキース、レッドソックス、カブスなどの有力球団はダルビッシュに大金を払うことに躊躇している。

 ヤンキースもダルビッシュ獲得に真剣と報じられているが、米野球専門サイト「ファングラフス」のジョン・ヘイマン記者は「あくまで適正価格であることが前提」としている。ダルビッシュの相場は6年総額1億5000万ドル(169億6800万円)とされるが、1億2000万ドル(135億7500万円)前後になるまで辛抱強く待つという。

 今オフは、JD・マルチネス(ダイヤモンドバックス)、ジェイク・アリエッタ(カブス)、エリック・ホズマー(ロイヤルズ)といった有力FA選手たちも行き先が決まっていない。ベテラン選手との複数年契約を敬遠する傾向に拍車がかかっているようだ。

 来オフに、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、ダラス・カイケル(アストロズ)、クレイトン・カーショー(ドジャース)らのFAが控えていることも今オフの動きの鈍さに関係がある。

 イチロー外野手(44)=マーリンズからFA、上原浩治投手(42)=カブスからFA、青木宣親外野手(36)=メッツからFA=の去就も遅れに遅れそうだ。

最終更新:1/11(木) 16:56
夕刊フジ