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「白鵬見習え」原氏が由伸Gに指南 「勝つという目的のために全力を出すのが重要」

1/11(木) 16:56配信

夕刊フジ

 巨人・高橋由伸監督(42)がセ・リーグ2連覇中の広島を打倒するため、前監督の原辰徳氏(59)が示したお手本はなんと、横綱らしからぬ取り口に批判も出ている大相撲の白鵬だ。

 原氏は9日、千葉県勝浦市の国際武道大で14年連続14度目となる新春恒例の特別講義。2015年限りで監督退任後、変わってきたセの勢力図について言及した。

 「近年、広島はいいチームになってきた。僕が監督のときは大したことなかったが、ハングリーで若さを前面に出したチームづくりが功を奏している」。まずはV2の王者をたたえたが、「相手チームに少しひねったような用兵、戦術をされるとすごく弱い。一昨年(の日本シリーズ)は日本ハムの栗山(監督)にやられた」と指摘した。

 さらに昨年のクライマックスシリーズ・ファイナルステージでは、横浜DeNA・ラミレス監督の先発投手を中継ぎで使う奇策に屈した。原氏は「ラミの継投は勇気があった。捨て身ではないが、勝負の世界は開き直ったチームと戦うのが一番怖い。構えた形で勝負というのはあり得ない。向かっていかないと」と解説。王者だからといって受け身になっては勝てない。その重要性を説いたところで、時の人の名前が飛び出した。

 「白鵬は張り差しが横綱らしくないとか言われているが、果たしてそうなのかな。勝つ手段としてルール内であれば、勝つという目的のために全力を出すのが重要だ」

 高橋監督率いる巨人が昨季苦手とした広島戦でやり返すためには、ひねった戦術に弱い相手に力押しの正攻法ばかりでなく、白鵬のような姿勢も必要ということか。

 どんな戦い方を志向するのであれ、原氏が高橋監督に求めるのは「意志力」だ。「自分の意志を伝えないと、チームはなかなか前に進まない。由伸も自分が“有言”することで、チームが“実行”という形で動いていくのではないか。(就任)3年目だし、それくらい思い切って自分の考えをクリアに伝えていくことが大事」。指揮官にはナインを導くための発信力が不可欠だ。偉大な前任者の期待に応え、3年目こそ有言実行のシーズンにできるだろうか。(笹森倫)

最終更新:1/11(木) 18:55
夕刊フジ