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【特別企画】8時間かけて「ウイニングハンド」で「ロイヤルストレートフラッシュ」を繰り出しました

1/11(木) 12:00配信

Impress Watch

 「ロイヤルストレートフラッシュ」。ポーカーにおいて非常に希少なこの手役は、同じスート(トランプのマーク)の「10」、「J」、「Q」、「K」、「A」を揃えることで成立する、最も美しい「ストレートフラッシュ」だ。5枚の手札が配られた段階で役が成立している確率は約65万回に1回。カジノのポーカーはもちろん、ゲームなどのポーカーでもよほどの幸運に恵まれない限りお目にかかるのは難しい手役だ。

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 ……そう、普通のポーカーでは。しかしもし1ゲームの中で何度も手札を交換することができたとしたら、夢の「ロイヤルストレートフラッシュ」を自らの手で引き当てることもできるのではないか?

■「ウイニングハンド」では「ロイヤルストレートフラッシュ」を実現できるのでは?

 DMM.com POWERCHORD STUDIOが配信するAndorid/iOS用トランプ召喚バトル「ウイニングハンド」は、ポーカーとカードゲームを組み合わせた意欲的なタイトルで、トランプのようにスートと数字、攻撃力と体力が割り振られたカードを用いて戦うスマホタイトルだ。カードゲームがベースになっているので、毎ターン山札からカードを引き、場の状況を見ながらカードを展開するのが基本システムとなっており、手札はめまぐるしく変わっていく。また、手札でポーカーの「ツーペア」や「ストレート」といった役を揃えると、その役の強さに応じた「召喚獣」を召喚することができるというシステムが特徴だ。

 「召喚獣」は役ごとに設定することができ、「ワンペア」や「3カード」など低めの⼿であれば「シルフ」や「オルトロス」など⽐較的可愛らしいグラフィックスのものが多いのだが、「ストレート」では「エンシェントブルードラゴン」と、ドラゴンなどのファンタジックで強そうなものが登場し始め、最上位の役「5カード」では「ギャラクシーバハムート」と名前からして超強そうな召喚獣に。こうして役の強さに比例して見た目とステータス、そして所持スキルの強さが上昇していくのだ。

 では上位2番目の役となる「ロイヤルストレートフラッシュ」を成立させると何が召喚できるのかというと、その名もまさに「ウイニングハンド」という召喚獣。召喚獣の名前、そして所持スキル名がゲームのタイトルとなっている象徴的な召喚獣なのだが、その姿は名状しがたいクトゥルフな感じを漂わせる、禍々しい異形である。

 「ウイニングハンド」は対人戦も楽しめるカードゲームであるからして、これを召喚したら相手はかなりびっくりするのでは?そして外出の予定を立てると必ず雨が降るなどツイてないことで定評のある筆者も、リアルポーカールールではなくカードゲームとしてのポーカーなら「ロイヤルストレートフラッシュ」を出して悦に入ることもできるのでは?ということで、筆者が「ウイニングハンド」で「ロイヤルストレートフラッシュ」=「ウイニングハンド」を対人コンテンツ「ランク戦」で繰り出すことに挑んだ、挑戦の軌跡をここに記したい。

 ちなみに「ウイニングハンド」のNPCと戦うコンテンツである「クエスト」では「ジョーカータイム」というものがあり、ワイルドカードとして使えるジョーカーを1枚引くとジョーカーが複数枚手に入る(可能性がある)イベントが発生する。これを使うと実は比較的簡単に大役を成立させることができるのだが、ランク戦にはこれがない。

 軽い気持ちで「ジョーカータイム」なしの「ランク戦」に限定してしまったことで、あとで若干の後悔の念を抱くことになったことを、ここで先に申し添えておきたい。

■「ロイヤルストレートフラッシュ」=「ウイニングハンド」をこの手に!

 さて、「ウイニングハンド」はカードゲームなので、お約束のデッキ構築の要素がある。デッキはジョーカーを除き、4スートの1から13までの52枚のカードそれぞれに好きなカードを割り振ることができ、カードは所持ステータスやスキル、見た目などが異なっているため、好みに応じたデッキ構築が楽しめるようになっている。

 中でも特徴的なのは数字の「4」と「9」に割り振られた「マジックカード」で、これには相手のカードを直接攻撃するカードや、自分のカードを回復するカード、手札を入れ替えることのできるカードなどが用意されている。

 さてどうしたものかと悩むところだが、今回は特定の役を狙うのが目的なので、手札を入れ替えるカードを重点的に入れてみることにする。手札の回転を早めることで役の完成を狙うというスタイルだ。スートは4つのうちどれでも構わないので、とりあえずはなんとなくカードが揃ってきたものを狙うことにして、早速「ランク戦」に挑んでいった。

 いざ実戦に臨むと、序盤から役に必要なカードが複数枚手札に入っていたりして、「お、これはマジックカードを使えば意外と簡単に揃っちゃうのでは?」などと思ったりもしたのだが、これは大きな誤りであった。

 「ウイニングハンド」では手札の回転率が勝敗には大きな影響を及ぼしてくる。というのも召喚された「召喚獣」は強力なステータスを持つ代わりに、数字の「7」で即時除去することができたり、既に場に出ている自札と組み合わせて役を作ると「レイズアタック」として攻撃力を上乗せしたりすることができるシステムがあるので、手札を好きな数入れ替えることができる「2」のカードや先述のマジックカードなどを併用し、その場に応じたカードを引いて自分に有利な場を作ることが重要になってくるのだ。

 今回これがどう影響してきたかというと、「ロイヤルストレートフラッシュ」に必要なカードを序盤から手札に抱えてしまうと回転が一気に悪くなり、常に相手に有利を取られる形となってしまって役の成立まではとても体力がもたないという状況に陥ったのである。特に「ロイヤルストレートフラッシュ」は「ワンペア」などと違って5枚全てが揃っていないと成立しない役なので、成立に近づけば近づくほど抱える枚数が増えてさらに手札の回転が悪くなり、4枚揃っていよいよリーチともなると場に出せるのは引いてきたばかりのカード1枚となる。役の成立の前に場の維持が困難なのである。

 しかもリーチ状態で引いてきたカードが「カードをX枚捨ててY枚引く」といったカードだったり、召喚獣がいないとそもそも使用することすらできない「7」のカードだったりすると、折角揃っていた手札を崩す羽目になり、そのゲームでの役の成立はもはや絶望的といった状況になる。

 実際筆者が最初デッキに入れていたのは手札の回転率を最重要視した「トリプルドロー(手札を2枚捨てて山札から3枚引く)」や「ブラックダブルドロー(手札を1枚捨てて黒のカードを2枚引く)」といったカードで、このカードのせいで後半まで粘ったのに手役を崩すことになり終了、などといったケースが相次いだ。

【挑戦のハイライト(前半)】

 そのため、マジックカードをそのカードだけを消費して新しいカードを引く「スペードドロー(マジックカードを消費してスペードのカードを1枚引く)」や、「底抜けステルー(手札から好きな枚数を捨てる、このカードだけ捨てることも可能)」など、手札を捨てなくても済むものに入れ替えて対処を図った。また、初めから揃っているスートの必要カードを抱えるのではなく、例え多少役に必要なカードが揃っていたとしても、序盤は気にせずバンバン使用していき、最後に残ったスートの必要札を手札に抱えるという方式にした。「ウイニングハンド」では山札を使い切って再度シャッフルされるまで1度使ったカードは出現しないので、なるべく必要カードを手札ではなく山札に収めていく、という方針にシフトしたのである。

 これにより序盤に手札に抱える枚数が減ったことで回転が良くなり、後半戦まで凌ぎやすくなった。一方で相変わらず召喚獣や強カードが複数展開された場合などの急場の対応に弱く、しかも終盤戦に向けた戦略になってしまったため1試合にかかる時間が増大。しかも「7」が後半使えない状況では消費することすらできない状況はもはや改善の施しようがなく、この辺りで若干「あれ?これもしかして相当キツくない?」という思いが頭をよぎるようになってきた。勝率も2割を切る勢いで精神的にも厳しい状況を迎えた。

 しかしここまできたらもう後には引けない。リーチまでは行けるのだからあとは試行回数こそがモノを言うのだ!と自己暗示をかけつつ、黙々とランク戦を回していく。

【挑戦のハイライト(後半)】

 そしてついにその時は訪れた。この試合は32ターンの長丁場で、こちらの残り体力は15、相手は20。相手の場には「ツーペア」の召喚獣の「マンティコア」を含む3枚のカードが展開されていて、こちらの場は空っぽだ。この時点で次のターンでの負けがほぼ確定しており「ああ、これはまたダメなパターンだなぁ……」と半ば諦めつつ最後の望みをかけて「2」を使用し、不要カードを処理した。すると引き込んできたのは4枚目の必要カードとなるハートの「K」、そしてジョーカー。

 一瞬目が点になったが、これで必要カードが手札に5枚。「ロイヤルストレートフラッシュ」の成立である。思わず1人で歓喜の叫び声を上げつつ、「ウイニングハンド」召喚の儀を行なった。「究極大召喚」という文字と共にド派手な演出に彩られて場に降臨する我が「ウイニングハンド」。長期戦により相手は「7」を使い果たしており、85/140という破格のステータスを誇る「ウイニングハンド」は場を蹂躙。ゲーム自体も逆転勝利を収めることができた。

【そして決着の時】

 ここに至るまでの試合数はもはや数えていないのだが、実時間にして8時間程度ほぼぶっ通しでプレイしてようやく「ロイヤルストレートフラッシュ」、そして「ウイニングハンド」を目の当たりにすることができた。「これもしかして永遠に出ないんじゃないの」と何度思ったかわからないが、何とか実現できて感無量である。そしてここまでやっておいてこう言うのはアレなのだが、やはり「ウイニングハンド」で勝つために必要なのは手札の回転率で、大役は来たらラッキーくらいの感じでカードを抱えず、ガンガン手札を回していくのが正解のように思う。

 ただ、「ウイニングハンド」を召喚したときの達成感、興奮は計り知れないものがあるので、決して楽ではないがロマンを求める向きには一応「ロイヤルストレートフラッシュ」狙いプレイをおススメをしておきたい。また、今回もしかしたら筆者が非効率な方法をとっていただけという可能性もあるので、もっと楽に大役を狙える手法をご存知の方がいれば是非こっそりと教えていただきたい。

©DMM.com POWERCHORD STUDIO

GAME Watch,柳島雄太

最終更新:1/11(木) 12:00
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