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「落ちない砂」から発がん性物質 神戸電鉄

1/11(木) 12:27配信

朝日新聞デジタル

 神戸電鉄(本社・神戸市)が受験生らのお守りとして配った電車の滑り止めに使う砂に、発がん性物質が含まれていたことが同社への取材でわかった。同社は砂が袋に入っていることなどから「健康被害の恐れはないとみているが、不安を感じるなら身の回りに置かないで」としている。

 同社は、急勾配を上る電車の車輪の滑り止めとして線路にまかれる砂を「落ちない・すべらない砂」として、鈴蘭台(神戸市)、長田(同)、志染(兵庫県三木市)、小野(同県小野市)、横山(同県三田市)の5駅で9日、計900個配った。また、砂と絵馬のセットが神戸市内のコンビニエンスストアで9日から販売されていた。

 滑り止めの砂をめぐっては、JR西日本金沢支社が昨年まで北陸で配っていた砂から微量の発がん性物質が検出。神戸電鉄ではこれを6日に把握したが、楽しみにしている人がいることなどから「袋を開けないで」と呼びかけて配布した。だが、業者らに問い合わせると、発がん性のある「結晶性シリカ」が含まれることが配布後にわかったという。

 同社の広報担当者は「受験生を応援する企画だったのにお騒がせして申し訳ない」と話している。

朝日新聞社