ここから本文です

<鹿児島高1自殺>知事部局で再調査へ 

1/11(木) 19:22配信

毎日新聞

 2014年8月に鹿児島市の鹿児島県立高1年の男子生徒(当時15歳)が自殺した問題で、三反園訓(みたぞの・さとし)知事が11日、遺族と面会し、県の知事部局で再調査する方針を伝えた。知事は昨年12月、県教委に再調査を要請していたが、面会した遺族から「県教委には不信感があり、知事部局が第三者委員会を設置して再調査してほしい」と要望され、応じることにした。

 県教委設置の第三者委は昨年3月▽生徒のかばん棚に未開封の納豆巻きが置かれていた▽隠されたスリッパがトイレから見つかった▽告別式のトイレ内で参列した生徒が「俺たちやばくない?」と話していた--などの事実を認定しながら「いじめがあったとは断定できない」とする報告書をまとめた。これに対し、遺族は第三者委が聞き取りした生徒が3人しかいない点などを踏まえ「調査が不十分」と訴えていた。

 知事は面会後、新たに設置するとみられる第三者委の委員の人選なども含め「ご遺族の思いに寄り添う形で対応していきたい」と述べた。男子生徒の母親(55)は「こちらの要望を聞きながら新たな第三者委の委員や調査の進め方を考えてもらい、息子がどんな気持ちだったのかをきちんと調べてほしい」と話した。【樋口岳大、林壮一郎】

最終更新:1/11(木) 19:22
毎日新聞