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慰安婦問題 文氏、年頭会見で「日本は謝罪を」 南北首脳会談に含み

1/11(木) 7:55配信

産経新聞

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅大統領は10日、就任後初となる年頭の記者会見で、慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意について「両国が公式に合意した事実は否定できない」としつつも、「誤った問題は解決せねばならない」と強調した。

 文氏は「日本が心から謝罪し、被害者(元慰安婦)らが許すことができたら完全な解決だと思う」とし、日本側の対処に期待した。

 日韓合意に関し康京和外相は9日、韓国政府の方針を発表し、再交渉は求めないが日本が拠出した10億円は韓国政府が負担し、10億円の扱いを日本と協議すると表明。文氏は10億円が「慰安婦問題解決によい目的で使えるなら望ましい」と述べた。日本の反発にもかかわらず、文氏は韓国政府の方針について「外交的な問題で十分満足できなくても現実的に最善の方法」との認識を示した。また対日政策について「歴史問題と未来志向な協力を分離し努力していく」と語った。

 一方、2月の平昌五輪に北朝鮮が高官級代表団や選手、応援団の派遣で合意した9日の南北閣僚級会談について文氏は「ふさがっていた南北対話が復元した」と自賛し、「転機とせねばならない」と語った。

 文氏は北朝鮮の非核化は譲歩しないと同時に「究極目標は戦争防止」と強調。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談については「南北関係改善や北朝鮮の核問題解決に必要なら、接触の機会も開いている」と述べた。

最終更新:1/11(木) 9:14
産経新聞