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<地裁堺支部>強制わいせつで起訴の教諭に無罪判決

1/11(木) 20:23配信

毎日新聞

 ◇武田裁判長「直ちに犯人と認めるには合理的な疑い残る」

 銭湯で男子中学生の体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた大阪市立相生中教諭、斎藤剛志被告(28)=大阪市中央区=に対し、大阪地裁堺支部は11日、無罪判決(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。武田義徳裁判長は「被害者の供述から直ちに犯人と認めるには合理的な疑いが残る」と判断した。

 斎藤さんは2016年5月29日夜、大阪市内の銭湯で、当時13歳の少年の下半身を触ったとして逮捕、起訴された。

 武田裁判長は、少年が4カ月後、大阪府警に斎藤さんを含む12人の写真を見せられた際に最初は斎藤さんの写真を選べず、その後も犯人の具体的な特徴を指摘できなかったことから「被害者供述は、犯人と認定できるほどの証拠価値を認められない」と判断。防犯カメラの映像にも触れ、「犯人と矛盾しない容姿の人物が被告以外に数人おり、これらの者が犯人の可能性を排斥できない」とした。

 判決後、斎藤さんは「正当な判決で良かった。もう一度教壇に立ち、教え子と再会したい」と話した。【山下貴史】

 大阪地検堺支部の木村泰昌支部長の話 判決内容を精査し、適切に対応したい。

最終更新:1/11(木) 20:23
毎日新聞