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<中国成長率>「6.9%前後」17年見通し、7年ぶり加速

1/11(木) 20:50配信

毎日新聞

 【北京・赤間清広】中国国営新華社通信によると、中国の李克強首相は10日、カンボジア・プノンペンで演説し、2017年の実質国内総生産(GDP)成長率が6.9%前後になったと明らかにした。16年の成長率は6.7%。2010年以来、7年ぶりに年間成長率が前年実績を上回ったことになる。

 演説で李首相は、この1年の中国経済について、外需の改善や、雇用、金融情勢の安定に伴い「予想以上に良好だった」と総括。今後も引き続き過剰生産の解消など経済の質の改善に取り組んでいく方針を強調した。

 中国経済は長く減速基調にあったが、17年秋に中国共産党大会を控えていた習近平指導部は、政府主導の大規模な景気対策を実施して経済の好調さを演出。さらに、企業に対する資金移動の制限などを通じ金融・為替の不安定な動きを力ずくで抑え込み、中国経済を再浮上させることに成功した。

 中国政府は18年の成長率目標を、17年と同じ「6.5%前後」に据え置く見通し。ただし、習氏は党大会で経済運営を「質」重視に移行すると宣言し、大気汚染の原因となっている一部工場の操業を停止するなど対策に乗り出している。当面は改革の「痛み」が先行する場面が続くとみられ、経済成長が再び減速基調に転じるのは避けられない情勢だ。経済の落ち込みを最小限にとどめられるかが今年の中国経済の課題となりそうだ。

 17年のGDPは18日に正式発表される。

最終更新:1/11(木) 20:50
毎日新聞