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和歌山県産ミカンが2年連続産出額日本一 28年308億円 厳選出荷の成果

1/12(金) 7:55配信

産経新聞

 ミカンの「生産量」で全国トップを誇る県は、平成28年産の県産ミカンの「産出額」が308億円となり、2年連続で日本一となったと発表した。産出額が300億円を超えるのは平成10年以来18年ぶり。28年産は品質が良好だったことに加え、徹底した厳選出荷に取り組んだ結果、愛媛県や静岡県など他の主産地を大幅に上回った。県は今後もミカンの高品質生産を推進し、「販売単価」を加えて「3冠」を目指していく考えだ。

 県果樹園芸課によると、産出額は、生産量と市場価格から流通経費などを除いた金額を掛けて算出する。28年の県産ミカンの産出額は308億円で、2位の愛媛県は276億円、3位の静岡県は275億円だった。

 県産ミカンの生産量は16~28年で連続して全国トップを維持し続けてきた。ところが、販売単価は振るわず、首都圏や京阪神地域などの主要市場での1キロあたりの販売単価は25年が208円(全国7位)、26年は191円(同8位)だった。

 このため、県は販売単価の向上を目指し、27年度からJAグループと連携。選果場で糖度選別が可能な「光センサー選果機」を活用し、糖度や果実の大きさで一定の水準を満たしたミカンを「厳選みかん」としてブランド化する試みを始めた。

 こうした取り組みの結果、販売単価は27年は234円(同7位)、28年は255円(同7位)と上昇。産出額の2年連続での全国トップに結びついた。ただ、販売単価は同年1位だった長崎県の290円とは35円の差があり、県では、今後も厳選出荷を推進し、販売単価をさらに向上させるという。

 同課の担当者は、「産出額の2年連続日本一は、努力が実を結んだ結果だと考えている。今後も品質の良いミカンを作り、一生懸命消費者に届けていきたい」と話している。

最終更新:1/12(金) 7:55
産経新聞