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サポーターから『戦士』の称号を頂く酒井宏樹…さらなるレベルアップのための2つのカギ【海外日本人後半戦展望】

1/11(木) 11:40配信

GOAL

左サイドバックでも頼られる存在

酒井宏樹(マルセイユ)

前半戦結果:リーグ戦では17試合に出場(うち先発15試合)。2アシストを記録。
チーム内序列:右サイドバックのファーストチョイス。右ウィンガーのサールがバックアップ
前半戦採点:85点
後半戦の目標:ガルシア監督も課題に挙げているゴールエリアでのより積極的なプレー

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文=小川由紀子

ヨーロッパリーグのグループリーグ第5節、コンヤスポル戦。終盤82分に左サイドバックのジョーダン・アマヴィが退場処分になると、ガルシア監督はそれまで右サイドでプレーしていた酒井を迷わず左にスイッチした。次節のザルツブルグ戦でも、アマヴィが出場停止処分、パトリス・エヴラも観客への飛び蹴り事件をきっかけにクラブを退団と左サイドバックが人材不足に陥ると、酒井がきっちりそのポストを埋めて零封に貢献。右サイドバックで先発に定着していることはもちろん、人手が足りないとなれば監督から他ポジションをも託される、酒井は2シーズン目の今季、マルセイユにとってますます「必要不可欠な選手」となっている。

「監督から求められたポジションでプレーするだけ。クオリティが落ちるのはよくないので、左でもしっかりできるように準備はしたい」

酒井はふだんからときどき左サイドで練習しているという。

ただ、右サイドの人材が乏しく、軽いケガなら痛み止めを飲んででも強行出場していた昨季とは違い、今季は本職ウィンガーのブーナ・サールがバックアッパーに控えている。サールは攻撃手だけあり、よりオフェンスに比重をかけたい時のオプションにもなる。しかし大事な試合の前に主力選手を温存する時にもれなく『温存組』に入るのは酒井であり、パリSG戦といった大勝負では欠かさず先発で使われている状況を見る限り、サールとの間でヒエラルキーが変わる様子はない。

本人同士も、プレーのタイプが違うこともあり、「チームのために2人でやっていこう」と話し合うポジティブな関係にある。

シーズン序盤、第5節のレンヌ戦では、前半の38分という妙な時間帯に酒井が交代を告げられる珍事があった。致命的なミスをしたわけでもなければ、むしろピッチ上で効果的なプレーをしていた一人だっただけに、本人を含む誰にとっても驚きだったが、一番理解していなかったのはおそらくガルシア監督だった。「代表戦での疲れが見えたから」などと指揮官は苦し紛れのコメントを吐いたが、前節でモナコに6-1と大敗、さらに開始10分で0-2とリードされたことに焦っての血迷った采配だったとみられている。

「なぜサカイを下げた?」と翌日各メディアで大きく報じられたことも、酒井の存在感の大きさを示していた。

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最終更新:1/11(木) 11:40
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