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犬の「老化」のサインを見逃さないで 獣医師が教える老犬の基礎知識

1/11(木) 11:02配信

sippo

 わが子同然の愛犬はいつまでもかわいいもの。しかしその成長は早く、いつの間にか「シニア犬」「老犬」と言われる年齢に。人間同様、体や行動に変化が表れ、病気の心配も増します。元気で長生きしてもらうためには、老化のサインを見逃さず、年齢や体調に合ったケアをしてあげることが大切です。知っておきたい「老犬の基礎知識」を、公益財団法人・動物臨床医学研究所理事長で獣医師の山根義久先生に伺いました。

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獣医療の発達で長生き 「老犬」が増えている

 そもそも、いつから「老犬」なの?  山根先生はこう回答する。

「犬種や大きさによって多少の幅はありますが、一般的には7歳以上を老犬期と呼びます」

 一般社団法人ペットフード協会の「平成28年 全国犬猫飼育実態調査」によると、犬の平均寿命は、全体で14.36歳。30年前に比べ、なんと倍近くに伸びているとか。さらに、飼育されている犬全体のうち7歳以上は56.8%に。半数以上は老犬、ということになる。

「昔は家の外で飼われている犬が大半でしたが、今はほとんどが室内飼いに。犬の健康に必要な栄養素がバランスよく含まれている『総合栄養食』と表記されるペットフードが普及したことも大きいですね。でも一番は、動物医療の発達。診断技術の向上はもとより、以前なら治らなかった病気が治るケースも増えてきました。結果、長生きする犬が増え、老犬期を過ごす犬も多くなった、ということです」(山根先生)

 ちなみに前述の調査によれば、超小型犬の平均寿命は15.01歳、小型犬が14.09歳に対し、中・大型犬は13.73歳と短い傾向に。グレートデーンやセントバーナードといった超大型犬は10歳に満たないケースも多いとか。

「体格が大きい割に心臓や肺が小さく、そのため低酸素状態にさらされることが多く、体に負担がかかっていることも、小型犬に比べて短命な理由の一つと言われています」と山根先生。その分、老いていくスピードも早いという。

 では、老犬になるとどんな老化現象が現れるのか? 山根先生に「老犬チェックリスト」を監修してもらった。

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最終更新:1/11(木) 11:02
sippo