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今年も評判 待望のオオハクチョウ飛来、鴻巣の水田に3年連続 コハクチョウも 珍しい飛来でドラマチック

1/11(木) 10:32配信

埼玉新聞

 埼玉県鴻巣市のNPO法人鴻巣こうのとりを育む会(伊藤鋳義代表理事)が管理を協力する冬水田んぼに、今年もシベリアからオオハクチョウが飛来し、評判になっている。コハクチョウも飛来していて、同会は「温かく見守って」と呼び掛けている。

 飛来地になっているのは、同市小谷の約1ヘクタールの冬の水田。無農薬で県奨励品種米の「彩のかがやき」を作っている田んぼで、冬でも水深15センチほどに保っている。生き物が暮らす環境を育むビオトープも備えている。

 近くに住む同会理事の福田悟さん(70)は「昨年の12月29日朝、待望のオオハクチョウ3羽が飛来した。初めて飛来した一昨年より18日遅かった。真っ白な親鳥が1羽、やや灰色の幼鳥が2羽だった。来てくれて、ほっとした。飛来は珍しいとのこと。ドラマチックな出来事だった」と、うれしそうに話す。

 オオハクチョウは家族単位で行動するが、つがいの親鳥1羽の姿はなかった。9日にはオオハクチョウ3羽とコハクチョウ5羽がそろって飛来。福田さんが観察したところ、オオハクチョウは親鳥1羽、幼鳥2羽、コハクチョウは親鳥3羽、幼鳥2羽だった。

 冬水田んぼにはハクチョウが喜ぶ稲の株も多少残している。コハクチョウより長い首が特徴のオオハクチョウ。長い首のカーブがなんとも美しく、マコモの根やオモダカの根などを好んで食べる姿が愛らしい。水中で泳いだり、あぜで日光浴したりする姿も見られる。

 冬水田んぼを始めて4シーズン目に入った。オオハクチョウもコハクチョウも行動は一緒で、冷え込む日はねぐらを近くの池などに移すため夕方になると飛び立つ。翌日朝には戻って来るという。

 オオハクチョウの家族は昨年は2月27日まで滞在している。福田さんは「今年も2月いっぱいまでいてくれるのでは」と期待している。

最終更新:1/11(木) 10:32
埼玉新聞