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シリア難民、国連施設前で焼身自殺図る 援助打ち切りに抗議 レバノン

1/11(木) 16:03配信

AFPBB News

(c)AFPBB News

【1月11日 AFP】レバノン北部のトリポリ(Tripoli)で10日、シリア人難民の男性(43)が国連(UN)施設前で自らの体に火を付けて焼身自殺を図り、重度のやけどを負った。家族への援助が打ち切られたことへの抗議だったという。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連世界食糧計画(WFP)によると、男性は4人の子を持つ父親。「この悲劇的な出来事は多くの難民が直面する負担と困難さを際立たせている。彼らは日増しに弱っており、(まれではあるが)このような自暴自棄の行動に訴える」との共同声明を発表した。

 男性は国連の職員から応急処置を受けて病院に搬送されたが、命に別条はないという。ただ、病院の医師によると、男性は体の約3分の1に重度のやけどを負っており、少なくとも2か月の治療が必要。

 AFPの取材に応じた男性の妻は、一家がシリアの北部アレッポ(Aleppo)の出身で、国連による援助が4か月前に打ち切られたことで生活が困難になっていたと説明。また、ここ最近男性は職探しに追われていたと明かした。

 国連によると、シリアの内戦により祖国を追われ、レバノン国内で難民登録しているシリア人は約100万人いるが、その半数以上は「極度の貧困」状態にあるという。(c)AFPBB News

最終更新:1/11(木) 16:36
AFPBB News