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これまでのイメージを覆すダンサブルなエレクトロ・ポップ曲 / 「フォー・ユー(フィフティ・シェイズ・フリード)」リアム・ペイン&リタ・オラ(Song Review)

1/11(木) 14:20配信

Billboard Japan

 2015年からスタートした、映画『フィフティ・シェイズ』シリーズ3部作の最終章『フィフティ・シェイズ・フリード』が、2018年2月9日に全米公開される。映画公開に先立って、サウンドトラックに収録される予定の公式シングル「フォー・ユー」が1月5日にリリースされた。

 この曲は、ワン・ダイレクションのリアム・ペインと、イギリスのポップ・シンガー=リタ・オラによるデュエット曲で、昨年末に両者が2ショット写真をインスタグラムに投稿したことが話題になり、“#FiftyShadesFreed”というハッシュタグから、「2人が映画の主題歌を歌うの?」、「待ちきれない!」などのコメントが殺到した。リアムのインスタには、スタッフたちと楽しくレコーディングする様子も投稿されている。リアムは、ゼインに続くワン・ダイレクションから2人目の起用で、リタは主人公=クリスチャン・グレイの妹ミア役として映画に登場したことがある。

 2015年公開の第1部『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』からは、ザ・ウィークエンドの「アーンド・イット」(全米3位/全英4位)とエリー・ゴールディングの「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」(全米3位/全英1位)が2曲連続でTOP3入りし、2017年公開の第2部『フィフティ・シェイズ・ダーカー』からは、テイラー・スウィフトとゼイン・マリクによるデュエット曲「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」が、全米最高2位をマークする大ヒットとなった。

 過去2作からのシングルは官能的なミッド・チューンだったが、新作からのリアム&リタによる「フォー・ユー(フィフティ・シェイズ・フリード)」は、ダンサブルなエレクトロ・ポップで、これまでの『フィフティ・シェイズ』シリーズのイメージとは若干異なる。歌詞も、「あなたをずっと待ち続けていた」~「僕はもう君のもの」と掛け合うラブソングで、セクシャルなフレーズは多少あるものの、過激なことは歌っていない。ちょっと退屈だな……という印象も否めないが、おそらくシリーズ最終章の内容をイメージして制作されたものなのだろう。アメリカではどうか分からないが、ヨーロッパや日本(アジア)では、ウケが良さそうなナンバーだ。

 曲を手掛けたのは、テイラー・スウィフトの新作『レピュテーション』にも参加しているアリ・パヤミと、米フロリダ出身の女性シンガー・ソングライター=アリ・タンポジ(セレーナ・ゴメス、リトルミックスなど)、そしてカミラ・カベロの新曲「ハバナfeat.ヤング・サグ」を大ヒットに導いたアンドリュー・ワットの3人。いずれも、こういったダンス・ナンバーをお得意とする面々だ。

 前述にもあるように、これまでのシリーズから発売されたシングル曲がいずれも大ヒットしているだけに、本作から先行リリースされた「フォー・ユー」のチャート・アクションにも注目が集まる。全米チャートでは、リアム・ペインのデビュー曲「ストリップ・ザット・ダウンfeat.クエヴォ」が10位(ワン・ダイレクションを除く)、リタ・オラは、イギー・アゼリアのフィーチャリング・ゲストとして参加した「ブラック・ウィドウ」の3位が最高位となる。シリーズからのシングル、そしれ彼ら初の全米No.1獲得となれば、映画の最終章も有終の美を飾れるだろう。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
「フォー・ユー(フィフティ・シェイズ・フリード)」
リアム・ペイン&リタ・オラ
2018/1/5 RELEASE
デジタル配信

最終更新:1/11(木) 14:20
Billboard Japan