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ダカールラリー:セバスチャン・ローブ、大会5日目で姿消す。トヨタ車体も1台がリタイア

1/11(木) 11:26配信

オートスポーツweb

 第40回大会にあたる2018年のダカールラリーは1月10日、ペルーのサン・ファン・デ・マルコナからアレキパへ向かう934kmのステージ5が行われ、総合首位のステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)がリードを拡大。一方、チームメイトのセバスチャン・ローブは大会リタイアを余儀なくされた。

【写真】日野チーム・スガワラの菅原照仁/高橋貢組511号車

 ステージ5はペルーのイカ砂漠を中心とした266kmのSSと、太平洋沿岸を走るリエゾン(移動区間)508kmをあわせた構成で争われた。

 総合首位につけるペテランセルは危なげない走りで今大会初のステージ優勝。総合2番手とのギャップを31分16秒まで広げる快走をみせた。

 一方、前日のステージ4を制して総合2番手につけたローブはスタートから5km付近で、スタックしている他車を避けようとした際に死角になっていたすり鉢状の穴にマシンが転落してしまう。

 ローブは自力で脱出することができず、アシスタントトラックに救助されるまで2時間近くタイムロス。また、スタックした際の衝撃で、コドライバーのダニエル・エレナが胸部と尾てい骨付近に痛みを訴えたため競技続行を断念し、リタイアすることになった。

 穴から脱出した後、ローブは自走でビバーク地のアレキパへ向かい、メディカルチームによる診察を受けている。

「簡単には言い表せないスタートだった」とローブ。

「路面の砂は緩く、マシンは砂丘を登ることができなかった。スタートして20分くらいで、マシンがスタックしてしまったよ」

「そのあとはトラック部門の競技車両を追いかける形で走行していた。その後、小高い丘のようになっているところでスタックしている車両を見かけたんだ」

「その車両を避けながら丘を登ろうとしたら、死角に潜んでいた穴に足元をすくわれた。すごい衝撃だったよ。救助を待つほかなかったし、ダニエル(エレナ)は衝撃で激しい痛みを訴えていた」

「(救助されたあとは)ダニエルの症状を悪化させないよう、ゆっくりとしたペースで走行した。彼の負傷を考えればリタイア以外の選択肢は残されていなかったんだ」

 ローブが姿を消したことで、カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)が総合2番手に浮上。その後方にはベルンハルト・テン・ブリンケ、ナッサー・アル-アティヤー、ジニール・ドゥ・ビリエとトヨタ・ハイラックス勢がつける展開となっている。

 ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギーなどを投入するX-raid勢はオルランド・テラノバ(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)がステージ6位を獲得。しかし、総合ではトップと4時間以上離れた12番手となっている。

 市販車部門5連覇を目指すトヨタ車体は、三浦昂/ローラン・リシトロイシター組の337号車トヨタ・ハイラックスがステージ41位で完走。総合34番手につけている。

 前日のステージ4でエンジンの冷却系にトラブルがあり、ステージ途中でマシンを止めていたクリスチャン・ラビエル/ジャン-ピエール・ギャルサン組328号車は、現場での修復が叶わずリタイアを決断。トヨタ車体の部門連覇は337号車の走りにかかることになった。

 トラック部門を戦う日野チーム・スガワラは菅原照仁/高橋貢組511号車が総合5番手でステージ5を完走している。

 四輪、トラック部門より短い774km(SS距離266km)の行程で争われた二輪部門はホンダのエースライダー、ホアン・バレダ(ホンダCRF450RALLY)がステージ優勝。前日からポジションを5つあげ、総合4番手につけた。

 総合首位はヤマハのエイドリアン・バン・ベーフェレン(ヤマハWR450F)。総合2番手はケビン・ベナバイス(ホンダCRF450RALLY)、総合3番手はマシアス・ウォークナー(KTM450ラリー)となっている。

 1月11日のダカールラリー6日目はペルーから隣国ボリビアへ入国。アレキパからボリビアのラ・パスへ向かう760kmの行程が予定されている。SS距離は全部門共通で313kmだ。



[オートスポーツweb ]