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グロース氏に異議-米国債は弱気相場ではないとモルガン・スタンレー

1/11(木) 17:09配信

Bloomberg

米国債市場は弱気相場に入ったとのビル・グロース氏の見方に、モルガン・スタンレーが異を唱えた。ストラテジストのマシュー・ホーンバック、グニート・ディングラ両氏は11日のリポートで「心配するな。米国債は引き続き価値ある資産だ」とし、「これは人々が予想していた弱気相場ではない」と記した。

ジャナス・ヘンダーソン・グループのグロース氏は9日の米国債利回り上昇を受け弱気相場入りを確認したとツイート。著名債券投資家である同氏の信奉者の間で動揺が広がった。グロース氏は10日のブルームバーグとのインタビューで、「私が言っている弱気相場は穏やかなものだ」と説明を加えた。

10日には中国が米国債購入を減らすことを検討しているとの報道で利回りが上昇したが、モルガン・スタンレーは中国が購入を停止したり売りを開始したりすることは考えにくいとし、米国債と同等の流動性を持つ他の国債は同等の利回りを提供しないと指摘した。中国の米国債投資を巡る報道について、中国国家外為管理局(SAFE)は「間違った情報源を引用したか、偽ニュースの可能性があると考えている」との声明を11日発表した。

米金融当局がインフレ率ではなく物価水準を政策決定の目安にする可能性も米国債利回り上昇の一因だったが、モルガン・スタンレーはこうした変更が実際に政策と声明に反映されるには時間がかかると論じ、「自分のすべきことをしていればいい」とコメント。6日付のリポートによると、モルガン・スタンレーは今年10-12月期の10年債利回りが1.95%に低下すると予想している。

一方、グロース氏は自身の「ジャナス・ヘンダーソン・グローバル・アンコストレインド・ボンド・ファンド」で債券を売り持ちにしていると述べた。

原題:Morgan Stanley Counters Bill Gross Over Bond Bear Market Call(抜粋)

Wes Goodman

最終更新:1/11(木) 17:09
Bloomberg