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「毎年、新年の抱負を達成できない系」になっていませんか?

1/12(金) 7:00配信

ITmedia ビジネスオンライン

 毎年、筆者が楽しみにしていることがある。SNS上で意識高い系の若者が行う「所信表明」の投稿だ。新年の抱負というやつである。仕事からプライベートまでてんこ盛りすぎて、しかも、意識が高すぎて卒倒してしまう。

新年の抱負を達成できない人の特徴は?

 年始から春先にかけては、成人式、就活、卒業式、入学式、入社式と意識高い系が訓示をするシーンが増え、ウォッチャーとしてはたまらない。新しい期には転職や異動も付き物なので、その際の「ポエム」も極上の香ばしさだ。

 この意識高い系の年頭所感をさらに面白がるコツをお伝えしよう。ズバリ、その人の1年前の投稿をチェックすることだ。こういう奴に限って、毎年、同じことを言っているのである。「起業に向けての大きな一歩」「圧倒的な成長」「MBA取得を目指して英語力アップ」などだ。

 一方、毎年違うことを言う人もいる。それもよく見てみると、実は物事に失敗しまくっており、自分の都合の良いように解釈を変えているパターンだ。これもまた味わい深い。

 しかし、この手のことは反面教師にしなくてはならない。自分も同じようなことを言っていないか、と。ここで、お年玉的に、私が10年前に書いた新春所信表明を紹介しよう。33歳の正月、私はこんなことを書いていた。

 「2007年はお世話になりました。2008年もよろしくお願いいたします。今年のテーマは『大胆』です。大胆に、傍若無人に、諸々、感情の赴くままにやりたいと思います。うん、想いって大事ですから。話題になる、世の中に影響力のある仕事をしたいです。本も今年は少なくともビジネス書を3冊書き、その上で小説か漫画を書きます。あとは、大事なキーワードは『教養』と『健康』ですかね。勉強します。健康も気をつけますです」

 なんて意識高いんだ! 確かにこの年、本は3冊書いたが、それ以外はまるで達成していない。しかも、教養と健康はまるでダメだった。こんなもんである。

●「何をやらないか」を決めろ

 皆さんにオススメしたいのは、自分の年始の所信表明を振り返ってみるということだ。いや、実はSNSやブログに意識高く書いている人なんて実は少数派で、多くは心の中で誓うレベルだろう。

 ここでのポイントは、何を達成できなかったか、毎年のようにやると言っていてできなかったことは何かということだ。この手のことは、そもそも自分がそのテーマに合っていないか、やり方が間違っているかだ。悩み続けても、時間の無駄である。

 むしろ、新年に決めるべきことは「何をやらないか」だと思う。こうすれば踏ん切りがつくし、頭の中もスッキリする。妙な罪悪感も消えるのだ。これはこれで人生の優先順位付けである。

 さらに言うならば、“大人”は年始の抱負など語らないのである。なぜなら、中長期でやることを決めるからだ。読者も「新年の抱負を達成できない系」「お前いつまで夢見てるんだ系」にならないよう、やらないことを決めよう。

(常見陽平)