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幡谷祐一さん死去 県信組会長、元県中央会長 94歳

1/12(金) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ

県信用組合会長の幡谷祐一(はたや・ゆういち)さんが11日午前、死去した。94歳。小美玉市(旧小川町)出身。葬儀の日程などは未定で、同信組などが今後、正式に発表するとみられる。

幡谷さんは自身のほか、親族らが県内有力企業のトップを務め、グループの中心的存在として県内経済界をリード。橋本昌前知事や岡田広参院議員、高橋靖水戸市長の後援会長を務め、政界にも大きな影響力を持っていた。

1987年に県信組の3代目理事長に就任。合併による「県内1信組」の実現にリーダーシップを発揮し、同社を84店舗、預金量1兆1701億円(昨年3月末現在)の全国トップクラスの信組に育て上げた。全国信用協同組合連合会長も務めた。2012年に理事長を退任し、代表権のある会長に就任した。

このほか、県中小企業団体中央会長や県公安委員会委員長、県防衛協会長、県暴力追放センター理事長、県漢詩連盟会長などを歴任した。08年に旭日中綬章、10年に紺綬褒章を受章。

07年には、83歳で筑波大大学院博士課程に入学。10年に国内最高齢の86歳で博士(学術)号を取得した。

1984年に「HATAYA式車両用座席」の実用新案特許で得た資金などを基に「幡谷教育振興財団」を設立。県内小中学校の理科教育振興のため助成金を贈り続けた。

90歳を過ぎても、道徳授業のゲストティーチャーなどとして精力的に活動し、児童たちに学び続けることの大切さを訴えた。

茨城新聞社