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クロツラヘラサギの写真展 台湾で越冬の様子伝える

1/12(金) 18:51配信

中央社フォーカス台湾

(高雄 12日 中央社)絶滅が心配されている世界的な希少種、クロツラヘラサギの姿を追った写真二人展が12日から、高雄市文化センターで開催されている。台湾と韓国で越冬や繁殖などの様子を捉えた貴重な60枚が展示される。

撮影者は、クロツラヘラサギを撮り始めて26年目、これまでに台湾や韓国などで数々の賞を受賞している王徴吉氏と、7年前から鳥類の保全に関わり始めたアマチュアカメラマンの張順雄氏。

特に王氏は、家財を投げ打ってクロツラヘラサギの研究に没頭し、写真を通じて保全を呼び掛けていることで知られる。海外で遭った交通事故で妻を亡くしたり、6年前に大腸がんと診断されたりとさまざまな苦難に見舞われながらも、途中で投げ出すことはしなかった。今でもクロツラヘラサギを追いかけ、一年に最低6回は台湾と韓国を往復しているという。

同日の開会式に出席した王氏は、写真展を通じて希少種について学び、環境や生態の大切さに気付いてほしいと訴えた。

日本や東南アジアなどの自然保護団体が行った世界一斉調査によると、昨年確認されたクロツラヘラサギの個体数は3941羽。最大の越冬地とされる台湾には、世界の約66%にあたる2601羽が飛来した。

二人展は23日までの開催。

(程啓峰/編集:塚越西穂)