ここから本文です

前橋女子高生重体 家族制止も隙突き出発 免許返納の説得応ぜず

1/12(金) 7:55配信

産経新聞

 前橋市の県道で9日朝、自転車で登校中の女子高生2人が逆走してきた乗用車にはねられ、重体となった事故。乗用車を運転していた川端清勝容疑者(85)=同市下細井町=の家族は産経新聞の取材に、半年前から免許を返納するよう川端容疑者を再三説得していたが、応じなかったと明らかにした。

 川端容疑者は年明けから家族に運転しないよう諭され、事故前日には「車の鍵を隠す」と宣言までされていた。しかし当日、同市大友町の「おおとも老人福祉センター」に向かうため、家族の目を盗み通常より2時間早く外出。家族は駐車場で川端容疑者を制止したが、一瞬の隙を突いて出発したという。

 その後、家族はセンターに電話し、「(川端容疑者が)到着したら連絡が欲しい」と伝えていた。家族の1人は「この日は体調も良くなかった。『(認知機能検査に)合格しても、乗らないで』と何度も言ったのに…」と声を震わせた。

 川端容疑者と面識があり、事故を目撃した男性によると、川端容疑者は現場から約350メートル離れたコンビニエンスストア周辺から、センターラインをはみ出し、蛇行運転をしていた。男性は事故直後に川端容疑者に声をかけたが、車内であぐらをかき、呆然(ぼうぜん)とした様子だったという。

 男性は、川端容疑者が「普段から危険な運転をしていた」と指摘。「被害者の一刻も早い回復を祈る」とした。

 逆走してきた川端容疑者の乗用車と正面衝突しそうになった男性(74)は「時速70キロくらいの考えられないようなスピードで突っ込んできた。ぶつかっていたら死んでいたと思う」と話した。 (住谷早紀、吉原実)

最終更新:1/12(金) 18:43
産経新聞