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誘客の変遷つぶさ、観光パンフ30年 京都・亀岡で公開

1/12(金) 12:00配信

京都新聞

 亀岡観光をPRするため、京都府亀岡市が誕生した1955年から約30年間に発行され、現存する観光案内パンフレットの一般公開を、市文化資料館(古世町)が13日から始める。保津川下り、湯の花温泉をはじめ紹介されている名所や特産物から、時代に応じた売り込み方の変遷がうかがえる。
 市などが発行、保管していた冊子で、同館で資料整理が完了した11点18冊を公開する。
 55年の冊子では、16町村が合併した新市の鳥瞰(ちょうかん)図とともに亀山城址、保津川下り、国分寺、鍬山神社、平和祭などを取り上げている。保津川下りは「風光佳絶で内外多数の観光客を迎えている」と紹介し、当時からの人気ぶりがうかがえる。
 高度成長期の67年には、当時の市観光協会副会長が「猿まねの観光ではなく一本筋の通った観光がのぞまれる」と記し、他市町を含めた広域観光の重要性を訴えている。
 68年には2年後の大阪万博で「大部分の人は京都や奈良を訪れる」とつづり、泊まり客を呼び込もうと宿泊施設を備えた湯の花温泉の紹介に多くのページを割いている。
 名物ではマツタケや丹波栗、砥石(といし)などの特産品のほか、現在では見られなくなった大谷鉱山のタングステン、寒天作りなども挙げられている。
 同館は「時代ごとの背景に沿った観光PRの移り変わりを見てほしい」と話している。
 初日の13日午前10~11時には学芸員による資料説明会も行われる。閲覧、説明会とも無料。

最終更新:1/12(金) 12:00
京都新聞