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短距離女王・福島千里 肉体改造と“ニンジン”で記録更新狙う

1/12(金) 12:01配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 陸上短距離の日本女王が20年東京五輪に向けて再スタートを切った。

 100メートル(11秒21)、200メートル(22秒88)日本記録保持者の福島千里(29)が11日、セイコーへの入社を発表した。

 昨年8月から同社陸上部の練習に参加し、所属するリオ五輪4×100メートルリレー銀メダルの山県亮太(25)とともに汗を流してきた。

 昨年1月のプロ転向後、単独で練習してきた福島は「チームメートに山県さんがいるのは幸せなこと。勉強になるし、刺激になる」とし、今季の目標に「日本選手権優勝、アジア大会金、(100メートル、200メートル)日本記録更新」を掲げた。

 長らく日本女子短距離を牽引してきた福島も今年の6月で三十路を迎える。年齢的に上積みは期待しにくいが、ここにきて肉体改造に成功した。

 山県も指導する仲田健トレーナーによれば、当初は100キロがマックスだった「デッドリフト」(床に置かれたバーベルを足と背中が伸びきるまで持ち上げる筋トレ)は、今では130キロまで持ち上げられるようになった。筋肉が付いた結果、終盤のスピードがアップ。150メートルのタイムを200メートルに換算すると、福島自身が持つ日本記録を上回るという。

 今後は3月に豪州で合宿を行った後、現地のレースに出場予定。仲田トレーナーは「すぐに自己ベストを出せるのではないか」と期待を寄せる。

 福島は記録更新なら、セイコーからボーナスとしてオリジナルモデルの腕時計(330万円相当)が支給される。2種目の新記録達成で総額660万円分の高級時計を手にできるか。