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芳根京子はフジテレビ「月9」の窮地を救えるか

1/12(金) 16:03配信

スポーツ報知

 新年を迎え、1月期の連続ドラマがスタートした。昨年10月期に続き、話題作がそろった。木村拓哉がボディーガードに扮(ふん)して江口洋介と初共演するテレビ朝日系「BG~身辺警護人~」をはじめ、髪をばっさり切った広瀬すずが人気脚本家・坂元裕二氏とタッグを組んだ日本テレビ系「anone」、3年連続で“なりたい顔”NO1に輝いた石原さとみが主演するTBS系「アンナチュラル」などなど。

 気になるのは、フジテレビ看板枠「月9」の「海月(くらげ)姫」だ。原作は漫画家・東村アキコ氏による累計発行部数440万部超の同名コミック。クラゲを愛しすぎるオタク女子が、女装美男子と童貞エリートの兄弟の間で三角関係となり、初めて恋を知るというシュールなラブコメディ。2010年に同局でアニメ化、14年には能年玲奈(現在、のんに改名)主演で映画化もされた。

 月9は昨年、視聴率の浮き沈みに揺れた。7月期の山下智久主演「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~」が最終回で平均視聴率16・4%を叩き出し、全話平均は14・8%と月9で3年ぶりの2ケタ台となった。復活ののろしを上げたかに見えたが、10月期の篠原涼子主演「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」の最終回は、平均視聴率が4・6%で月9ワースト記録を更新。全話平均も6・7%で、同年1月期の「突然ですが、明日結婚します」の月9ワースト記録に並ぶ結果になった。

 名誉挽回を託されたのが、「海月姫」だ。主演はNHK16年後期連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインを務めた芳根京子。朝ドラ後初の主演作としても関心を集めている。月9ヒロインを初めて務める芳根は、11日に都内で行われた完成披露試写会で「プレッシャーはものすごくある。怖い部分もあります」と率直な思いを打ち明けたが、「そこで悩んではいられない。自分にできることは120%やるのが目標」と力強く誓った。

 朝ドラ全151話で平均視聴率20%超えを果たした芳根の底力に、同局関係者も「この苦境を何とか巻き返してほしい」と期待を寄せている。

 本作の脚本は、同局の昨年10月期木曜ドラマ「刑事ゆがみ」(浅野忠信主演)にも携わった徳永友一氏。「刑事―」は全話平均視聴率こそ6・5%にとどまったが、テレビ関係者から「久しぶりに男から好かれる泥臭い刑事ドラマだった」と評価する声が多く聞かれた。

 今年4月期の月9は長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP」がすでに決定。これまで控えめな役柄の印象が強い芳根が初挑戦のコメディーで新境地を開き、良い形で長澤にバトンをつなぐことができるか。所属事務所の先輩・篠原も成し得なかった月9再興のきっかけを作ることができるか。注目したい。(記者コラム)

 ※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。

最終更新:1/12(金) 16:03
スポーツ報知