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賃金格差、是正に本腰=中小の水準底上げ課題―自動車春闘

1/12(金) 21:00配信

時事通信

 自動車メーカーなどの労働組合で構成する自動車総連は2018年春闘で、大手と中小の賃金格差是正に向けた取り組みを強化する。両者の格差は大きく、基本給を底上げするベースアップ(ベア)で中小が大手を少し上回る程度では是正が進まない。自動車総連は傘下の中小労組に、定期昇給相当分を含めた自社の賃金水準を例年以上に意識し、経営側と踏み込んで議論するよう促している。

 17年春闘では、トヨタ自動車労働組合が月1300円のベアを獲得した。一方、全トヨタ労働組合連合会の製造系124労組のうち3割超はトヨタのベアを上回った。グループ内の格差是正がある程度進んだように映る。

 ただ、中小企業は大手に比べ定昇分が少なく、大手並みのベアでは両者の賃金水準の差は埋まらない。全トヨタ労連幹部は「年齢を重ねるごとに格差が広がるという本質的な課題解決を意識した要求が必要」と語る。全トヨタ労連や日産自動車グループの日産労連は「月3000円以上」のベアを統一要求するが、中小労組は「3000円」を大きく上回る要求をすべきだとの考えだ。 

最終更新:1/12(金) 23:28
時事通信