ここから本文です

【東京オートサロン 2018】「WRC世界ラリー選手権 日本ラウンド招致」説明記者会見

1/12(金) 20:27配信

Impress Watch

 2018年1月12日、幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催されている「東京オートサロン 2018」の会場に設けられたWRC(世界ラリー選手権)ブースで、2019年のFIA WRC日本ラウンドの開催を目指した招致活動の記者発表が行なわれた。

【この記事に関する別の画像を見る】

 WRCは、FIA(国際自動車連盟)が主催するラリーの世界選手権で、サンズが発起人となり、FIA WRC日本ラウンド招致準備委員会を設立。国内プロモーターとして2019年のFIA WRC日本ラウンドの開催を目指して活動をスタートさせた。開催予定地は愛知・岐阜の両県を含む中部地域で、イベント施設として愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)の使用を計画している。

 今後は、11月に開催予定地域にてリハーサルイベントを実施した上で、12月ごろにFIAの国際競技カレンダーへ掲載されることで正式な開催決定となる運び。開催日程は2019年11月で申請が行なわれる。限られた国でしか開催できないWRCの日本への招致は、「TMSC(トヨタモータースポーツクラブ)やサンズだけで実現することはできない」として、今後の招致活動および開催計画の構築に合わせて招致準備委員会も順次拡大される。

 開催の実現にあたっては、公道を利用して行なう大規模なラリーのため開催地域の自治体、地域住民、モータースポーツクラブ組織、協賛社、広告会社、そしてメディアの理解と協力が不可欠となるとして、日本ラウンド招致準備委員会から開催地域の自治体、地域住民、モータースポーツクラブ組織、協賛社、広告会社、そしてメディアに向けて協力を呼びかけていた。

 WRC日本ラウンド 招致準備委員会 オーガナイザー トヨタモータースポーツクラブ会長の館信秀氏は「トヨタモータースポーツクラブは、オーガナイザーとして2019年度にWRC、世界ラリー選手権を日本で10年ぶりに開催すべく、来週には日本自動車連盟に申請する運びとなりました。WRCは、FIA F1選手権やWECなどと同様に、世界各国を転戦してワールドチャンピオンの座を争う世界最高峰シリーズの1つです。ご存知のように、トヨタ自動車もWRCに参戦しておりまして、日本国内でも大変盛り上がっていると私は認識しております。まさに日本でWRCを開催する機が熟したと思っております。WRC日本ラウンドの開催が実現すべく、我々トヨタモータースポーツクラブは、ローカルプロモーターとしてお手伝いをいただくサンズや、関係する皆さまといっしょになって、2019年のWRC開催に向けて活動していきたいと思います。全国のラリーを主催されている皆さまのご協力や、ここにいらっしゃっている皆さまのご協力あってこそと思っておりますので、ぜひ2019年の開催に向けて皆さまのお力をお借りしたいと思っております」と語った。

 WRC日本ラウンド 招致準備委員会 サンズの高橋浩司氏は「私どもサンズは、世界ラリー選手権の日本ラウンド開催を2019年の秋に実現させるため、WRC日本ラウンド 招致準備委員会を私どもが発起人として立ち上げることといたました。2019年の秋、開催場所は愛知県と岐阜県の中部地域での開催を目指しております。そのために今、FIAやWRCプロモーターと話し合いを重ね、準備を進めているところでございます。第2の開催地といたまして、以前万博が開催されました愛・地球博記念公園を施設として使用する方向で準備を進めていることをご報告させていただきます」。

「今後のスケジュールですけれども、1月15日にJAF(日本自動車連盟)に2019年WRC開催の最初の申請手続きを行なうことになります。その後、11月にはリハーサルイベントと位置づけられるイベントを開催することを予定しております。さらに、年末の12月ごろには自動車連盟から翌年の国際レースカレンダーが発行されますが、その中にWRCの日本開催が組み込まれることになりましたら、その時点で正式に2019年WRC日本開催が確定という流れになります。大会の詳細はまだ準備中のことが多く、正式に決まっていないことが多いため、関係各位と調整を図っているところです。順次決定次第お伝えしていけたらと思っております。本日の段階では、お伝えできることが非常に限られていることをご了承いただければと思います。ラリーという公道を使う競技である性質上、やはりその地域の行政や警察、広告会社、イベント会社などがこの準備委員会に加わっていただいて進めていけたら、実現が可能だと私どもは考えております。メディアの皆さまのご協力も是非よろしくお願いしたいと思います」と、招致に向けての日本開催ビジョンを説明した。

 WRCプロモーター オリバー・シースラ氏はビデオメッセージで「WRC日本ラウンド復活に向けて動き出したことをとてもうれしく思います。昨年、TOYOTA GAZOO RacingがWRCに復帰し、新世代WRCカーになった今、WRCが日本に戻ってくるのは完璧なタイミングだと思います。サンズがTMSC、JAFと協力して実現することを願っています。WRCプロモーターとして、100%のサポートを約束します」とコメントした。

 自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟会長 自動車文化を考える議員連盟会長の衆議院議員 古谷圭司氏からもビデオメッセージが届き「私がこのモータースポーツ振興議員連盟を作ったのは、日本は自動車環境がすばらしく、世界一ですけれども、モータースポーツ文化が非常に寂しいということがありまして、やはりモータースポーツ文化を定着させることこそが、青少年の健全育成にも繋がるし、ひいては自動車産業が発展することに繋がる。そんな視点で作りました」。

「今、モータースポーツ基本法というのを作っており、これで公道でレースができるようになる。もちろん、WRCもその例外ではありません。このWRCの開催、私の地元の岐阜県、あるいは愛知県は、コースの環境が非常によいです。なおかつトヨタの本拠地があります。とくに、岐阜県知事も愛知県知事も、関係の市長さんも大変WRCの誘致に熱心でございます。私もモータースポーツ振興議員連盟会長として、国政の立場から、国会の立場からその実現に向けて全力で応援をしていきたいと思っております」と、積極的な協力体制を表明した。

Car Watch,キクチカズヤ

最終更新:1/12(金) 20:52
Impress Watch