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今なぜ「パンゲア」なのか~東芝メモリの受け皿会社が意図するものは?

1/12(金) 21:20配信

投信1

最近よく目にする「パンゲア」という言葉

日本経済新聞が、2018年1月1日から『パンゲアの扉 つながる世界』という連載を開始しています。この「パンゲア」という言葉が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、パンゲアとはどのような意味か、インターネットで検索すると以下のような説明がありました。

約3億年前、大陸移動が起こる前に、現在の大陸が巨大な一つの塊であったと想定される大陸の名称。やがて北アメリカ・ユーラシアとゴンドワナの各大陸に分かれたとされる。1915年にウェーゲナーが提唱。

コトバンクより引用(小学館「デジタル大辞泉」の解説)

ちなみに、日経の連載の冒頭には「一握りの大国や大企業だけが力を振るってきたグローバリゼーションが変わる。小さな国、小さな企業、そして個人。デジタルの翼に解き放たれ、境界を溶かしてゆく。つながる世界への扉が開いた。もう誰も後には戻れない」とあります。

このように、今回の連載では世界が再び一つになる状態を「パンゲア」という言葉で表し、多くの事例が紹介されています。

東芝メモリの受け皿会社の社名も「パンゲア」

話は変わりますが、昨年話題となった東芝 <6502> の半導体メモリ事業の売却先も「パンゲア」という買収目的会社です。正式には「株式会社Pangea」という社名で、投資ファンドのべインキャピタルにより2017年6月に設立されています。

今後、Pangeaにはべインキャピタルに加え、東芝、アップル、SKハイニックスなどの日米韓企業が総額で約2兆円の出資や融資を行い、その資金を元に東芝から東芝メモリの株式を100%取得することになります。

この買収目的会社の社名がなぜ「パンゲア」なのかを正式に発表した資料は見当たりません。とはいえ、おそらく日経の連載と同様に、バラバラであったものが一つにつながる、つまり日米韓企業がそれぞれの思惑を超えて一つにまとまる状態を表したかったのではないかとも推察されます。

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最終更新:1/12(金) 21:20
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