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ノルウェー水産輸出高10年で2.5倍 サーモン、サバ伸びる

1/12(金) 16:04配信

みなと新聞

 頻繁に日本の食卓や外食のメニューにのるノルウェーのサーモン、サバ。ノルウェーの2017年水産物輸出額は前年比3%増の945億ノルウェークローネ(以下クローネ、約1兆3514億円)となり、5年連続で史上最高金額を記録した。8日に実績を発表したノルウェー水産物審議会(NSC)は「アジアと米国向けの輸出が伸長した」とみる。輸出量も7%増の260万トンで過去最高だった。魚種別では主力のサーモンや大西洋タラ、サバなどが量額とも前年の輸出実績を上回った。

 「17年は素晴らしい年だった」とNSCは振り返る。最大の輸出先であるポーランド向けの輸出額は減少したが、デンマーク、米国向けが伸長。総輸出額は前年超えを達成した。「17年の成長率が最も高かったのは米国」とNSC。16年は5番目に大きい輸出先だったが、17年は23%輸出額を伸ばし、4番目に浮上した。

 輸出額の7割を占めるサーモンは、金額が5%増の646億7400万クローネ(約9100億円)と過去最高額を更新した。大西洋タラは5%増の91億900万クローネ、サバは1%増の41億1300万クローネ(約580億円)。

 生産量の減少とロシア向けの需要縮小によりトラウトは27%減の28億6000万クローネ。ニシンは単価安となり、9%減の28億2700万クローネにとどまった。

 ノルウェーは科学的資源管理を徹底し、サーモン養殖をグローバルな産業として育成。組織的、計画的に世界でマーケティングを行った結果、水産物輸出をこの10年で2・5倍に伸ばした。日本の水産物輸出は昨年、真珠などを含め推定2700億円。政府は来年3500億円を目標にするが、ノルウェーの戦略はいろいろな面で参考になりそうだ。

最終更新:1/12(金) 16:47
みなと新聞