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PPC、米大手との銅精鉱買鉱交渉が決着

1/12(金) 6:05配信

鉄鋼新聞

 銅製錬の国内最大手、パンパシフィック・カッパー(PPC)と米資源大手のフリーポート・マクモラン社(FCX)との間で進められていた2018~19年積み銅精鉱の買鉱交渉が決着した。妥結した買鉱条件は17~18年積みに比べ約11%ダウンのTC(溶錬費)トン82・25ドル/RC(製錬費)ポンド8・225セント。鉱石需給は引き続き余剰バランスと予測されているが、前年に比べ余剰幅が縮小する見通しにあることが反映された。なお、同社と他の資源会社との買鉱交渉は継続している。

 今年の銅鉱石需給は、昨年にストライキなどの供給障害で減産となっていた海外鉱山での生産回復が見込まれるが、チリやペルーの鉱山における労働契約更改を控えるなどの供給リスクも抱えている。また、中国を中心に鉱石消費量の増加も見込まれており、鉱石生産量の増加を鉱石消費量の伸びが上回る見通しにある。
 PPCでは18年の鉱石需給バランスを19万トンの供給過剰と予測しており、前年の20万7千トンの供給過剰から余剰幅が小幅に縮小するとみている。こうした状況を受け、フリーポート社は昨年末から年初にかけて複数の中国製錬企業とTCトン82・25ドル/RCポンド8・225セントで買鉱交渉を決着していた。
 近年は、鉱石需要が堅調に増加する一方、新規の大型鉱山開発プロジェクトの減少などから余剰幅が縮小傾向にあり、直近のTC/RCは下落傾向にある。昨年の同社とフリーポート社の妥結額は16~17年積み比約5%ダウンのTCトン92・5ドル/RCポンド9・25セントだった。

最終更新:1/12(金) 6:05
鉄鋼新聞