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“至高のブルー”「ロイヤル コペンハーゲン」の陶磁器の魅力

1/12(金) 10:00配信

TOKYO FM+

「ボタニカル」=「植物」の力でキレイと元気を磨くをコンセプトにお届けしている、TOKYO FMの番組「NOEVIR BOTANICAL LIFE」。

1月12日(金)の放送では、デンマークの世界的な陶磁器ブランド「ロイヤル コペンハーゲン」に描かれたボタニカルデザインの魅力を紹介しました。

ロイヤル コペンハーゲンの歴史を支えるボタニカルアート

240年以上に渡り、世界で愛されてきた陶磁器「ロイヤル コペンハーゲン」。1775年、当時のデンマーク王室の保護のもと王室での使用、親交のある王族への贈答用のため、陶磁器を製造する王室御用達製陶所としてコペンハーゲンに発足しました。“至高のブルー”と言われる印象的な青で描かれたテーブルウエアは、高貴で文化的世界遺産とさえ言われています。そして、そこに描かれたボタニカルな文様は、デンマークの野に咲く小さな花が出発点でした。

最初に作られたのは「ブルーフルーテッド」と言われる青を基調にしたデザイン。王室を象徴し、海洋国デンマークをイメージしたブルー。その青で描かれる図柄の最初のモチーフとなったのが、デンマークの野に咲くバラ科の多年草・キジムシロと野菊でした。その後も多くのボタニカルなブルーフルーテッドの図柄が描かれますが、どれもがその地の野に咲く花々を題材にしたものでした。

実際に図柄を描くペインターたちはデザイナーの作りだした基調デザインを守りながらも、ある程度自由にそれぞれの思いを込めて花を描いていくそうです。それはペインターが心に持つ「花」を描く作業ということで、「ペインターの心の花束」とも呼ばれています。

植物図鑑から生まれたフローラ ダニカ コレクション

抽象的な「ブルーフルーテッド」に対して、写実的に花や植物を描いたのが、1790年に制作が始まった「フローラ ダニカ」です。フローラ ダニカとは18世紀に作られた植物図鑑のことで、デンマーク領土内のすべての植物3,000種類の手彩色銅版画が収められています。それらをモチーフとし、一点一点、熟練の職人の手によって制作が行われています。

こういった食器が王室の晩餐会に使われたのは、そこに描かれた花や植物によって、デンマーク領土の豊かさや美しさをアピールする意図が込められていたから。普段、身近な野に咲く花がデンマークの美しさを象徴していたとは感慨深いですね。

(TOKYO FM「NOEVIR BOTANICAL LIFE」2018年1月12日(金)放送より)

最終更新:1/12(金) 10:00
TOKYO FM+