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お年玉、どう使う?「○○がほしい」頭ごなしに否定はダメ

1/12(金) 9:10配信

西日本新聞

 冬休みも終わり、お正月気分も抜けたころですが、みなさんはお年玉をもらいましたか? 今回は、あるとうれしいけれど、ちょっと気をつけたい「お金」について考えてみましょう。

⇒【画像】お年玉何歳までもらいたい?

 子どもたちはお年玉についてどう思っているのでしょうか。こども記者41人が答えてくれました。

 お年玉の使い道を尋ねたところ、最も多かった答えは「全部または一部を預貯金」(41人中36人)。その理由として「東京の大学に行きたいから1人暮らしの資金にする」「将来、車の免許をとる」「大人になって自分の住む一戸建てを建てる」などの意見がありました。一方で「お年玉を1年間のおこづかいにする」という人もいました。中には「募金する」という回答もありました。

「何歳までお年玉をほしい?」

 「何歳までお年玉をほしい?」という質問には「15歳まで。アルバイトするようになったらいらない」という人もいれば「高校生までもらって、その後は自分で稼いだお金を親にお年玉として渡したい」という頼もしい人もいました。「定年退職する60歳になったら、またほしい」というユニークな意見もありました。

 保護者はお年玉をどう思っているのでしょうか。こども記者の家族に尋ねると「喜ぶ顔が見られる」「お年玉袋を選ぶのが楽しい」という意見が多い一方で、「相場が難しい」「子どもたちには、もらうのが当たり前だと思ってほしくない」という意見も。「くれた人にはお礼をするよう、子どもに伝えている」という家庭もありました。

    ◇      ◇

 金融広報中央委員会(事務局・日銀)が2015年度に行った「子どものくらしとお金に関する調査」では、お年玉の総額は小学校高学年は「1万~2万円未満」が最も多く、中学生では「1万~5万円未満」が最も多かった。

ファイナンシャルプランナー 深町芳さんに聞く

 お年玉との付き合い方について、福岡県金融広報委員会の金融広報アドバイザーでファイナンシャルプランナーの深町芳(ふかまちかおり)さん(57)に聞きました。

 年に1度のお年玉は子どもへのエールのようなもの。「今年も1年頑張って」などの気持ちが込められているはずなので、みなさんも気持ちに応えましょう。

 その使い道です。まずお年玉で1年やりくりするという人へ。もらった金額を12カ月で割り、1カ月で使える金額を確認して計画を立てましょう。ノートなどに記録し、いくら残っているかを見えるようにしておくことが大事です。本当に必要なものを買うときに「お金がない!」なんてことがないように。お年玉で買いたい物がある人は、保護者に必ず何をなぜほしいのか伝えましょう。「お年玉は保護者が管理し、預貯金している」という人は、目的を聞いてみるのもいいでしょう。きっと大人の思いを知ることができます。

 保護者のみなさんへ。お子さんが「お年玉で○○がほしい」と提案してきたら、理由や必要性を一緒に考えてあげましょう。頭ごなしに「ダメ」とは言わないでほしい。早いうちに保護者の目の届く範囲でのお金の失敗も必要です。

 お年玉を子どものために預貯金している保護者さんも、一方的に「預かってるから心配しないの」というのはよくない。ためている理由を説明してあげてください。

 長らく日本はお金の話はタブーと思われてきましたが、金融教育は海外では当たり前のこと。最近は電子マネーが普及し、子どもが現金に触れる機会も減っています。お年玉をきっかけに、親子でお金について話してみてほしいですね。 (談)

西日本新聞社

最終更新:1/12(金) 9:10
西日本新聞