ここから本文です

離婚の決断を鈍らせる「住宅ローン」 36歳男性の家族は離婚したらどうなるか? 3つのケースで検証

1/12(金) 14:01配信

マネーの達人

2人のパパ 健夫さん(36歳)

同棲の末に結婚し、子供を授かり、家族が増え、成長して、自分の部屋を欲したりするタイミングでマイホームを購入し、賃貸アパートから持ち家へ移り住む。

一見すると心温まる微笑ましい光景ですが、「住宅ローン付の不動産」は夫婦が離婚する上で重荷にしかなりません。

私の最新刊「男の離婚ケイカク」215ページに登場する浜口健夫さん(36歳)もローンの悩みを抱えているひとりです。

浜口健夫 36歳 会社員(年収650万円)
浜口紀子 34歳 契約社員(年収300万円)
浜口峻弥 4歳
浜口紀香 2歳

離婚の決断を鈍らせる「住宅ローン」

妻が育児ノイローゼに陥り、夫婦げんかが絶えず、「しばらく、あんたの顔は見たくない」と言い出したため、健夫さんは一時的に実家へ避難しました。

ほとぼりが冷めた頃に自宅へ戻ろうとすると、すでに鍵を交換されており、妻からは

「もう関わらないで欲しい!」

と一蹴され、最終的に健夫さんは離婚を決断せざるを得ませんでした。

■どうしても借金が残る

8年前に3800万円で購入したマイホームは、不動産屋の無料査定では3000万円しか値がつかず、800万円も住宅ローンが残ります。

健夫さんは800万円もの大金を持ち合わせておらず、また800万円も融資してくれる金融機関は見当たりません。

自宅を賃貸に出そうにも、賃料は10万円しか期待できず、住宅ローンの返済額は毎月12万円なので、毎月2万円の赤字を垂れ流します。

■妻が使うクレジットカード

妻が家族カードを使って毎月10万円を健夫さんの口座から引き出しており、さらに住宅ローンも引き落とされるので、手取25万円に健夫さんの手元に残るのはわずかに3万円です。

■離婚できても負担は同じ

もし妻と離婚できたとしても養育費 + 住宅ローンという二重の負担を強いられるようでは今と変わらない。

景気よくマイホームを購入し、一国一城の主になったせいで、離婚を切り出すことができないという堂々巡りに陥ってしまったのです。

1/2ページ

最終更新:1/12(金) 14:01
マネーの達人