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リドリー・スコット監督「エイリアンがスター・ウォーズやスタートレックと同じレベルにならない理由はない」

1/12(金) 20:10配信

ギズモード・ジャパン

監督の気持ちはすっごくわかります! でも……?

映画に限らず小説やコミックなど、長い歴史とともにさまざまなメディアに派生し、今後もさらなる成長を遂げるであろうSF超大作の『スター・ウォーズ』と『スタートレック』。

【画像】リドリー・スコット監督「エイリアンがスター・ウォーズやスタートレックと同じレベルにならない理由はない」

それについてリドリー・スコット監督が彼の作品『エイリアン』シリーズも「そうなって然り」という旨をコメントしています。

今『エイリアン』が、ファンにとって『スター・ウォーズ』と『スタートレック』と同じレベルにならない理由はないだろう。

Toronto Sunにこう語った監督。

確かに、これまで6作と『AVP』といったスピン・オフ、それに作品内に流れる歴史や神話もありますし、たくさんのコミック・ブックやグッズが多数作られてきた過去があります。言うに及ばず、ファンだって世界中に散らばっていますよね。ですが、誰も超大作の2大巨頭とは肩を並べて語らないのです。

その理由は?

それは『スター・ウォーズ』と『スタートレック』にはなかったR指定という、至極シンプルな違いがあるから。SFホラーであり、残酷なシーンも暴力的なシーンも、乱暴な言葉づかいだって出てきます。ですが2作品は、家族に優しいPGやPG-13指定なのが決定的です。

『エイリアン』シリーズは、2、3、4作目がそれぞれ違う監督がメガホンを取り、スコット節が一貫していないことも関係しているかもしれません。そして各作品によって、ファンの好き嫌いがバラバラなことも左右しているかと思われます。これは2作品でも同じですが、『スター・ウォーズ』は初期6作までルーカス監督が手がけていますし、『スタートレック』はご長寿ドラマシリーズだったのが強みですよね。なので何だかんだいっても、ファン層は厚いと思います。

ほかにも考えられるのは、前日譚の『プロメテウス』から現段階の『エイリアン:コヴェナント』まで、旧作と毛色が変わってきていますよね。リプリーが去るのは仕方ないとして、もうゼノモーフが主軸ではなくなっていますし、監督も(もし続編が作られるのであれば)ゼノモーフは少なめでデヴィッドのような人工知能に焦点を絞っていく考えを公表しています。

監督いわく、「デヴィッドは素晴らしいヴィラン(悪役)だ」とこのアンドロイドに惚れ込んでいるご様子。シリーズを通じてアンドロイドは欠かせませんが、コイツは1作目のアッシュが可愛く見えるくらい極悪ですもんね。『コヴェナント』は、ほとんど彼の物語といっても過言ではないくらいです。

それと2作品は大銀河を舞台に繰り広げる壮大なスケールを感じますが、『エイリアン』シリーズは狭い範囲のストーリー展開で「大銀河!」って感じではないのもひとつあると思います。

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