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マクラーレンCEO「この3年間苦戦していたホンダと、かつてのジャガーの状況は似ている」と語る

1/12(金) 14:34配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、この3年間ホンダが苦戦していた状況は、かつて2000年代初頭にジャガーが苦戦していた時の状況と似ていると述べた。

【写真】ホンダとジャガーが似ていたと語るザク・ブラウンCEO。今後のルノーとの関係性にも自信を見せた

 マクラーレンは2015年にホンダとパワーユニット(PU)供給契約を締結したものの、この3年間は結果が出ず、昨年限りでホンダとの関係を終了した。

 マクラーレンとF1を戦っている間、ホンダは遠い日本に拠点を置いているため、レースで得たものをエンジン開発の過程に取り入れるのが遅すぎるのではないかという批判を受けていた。

 オートスポーツ・インターナショナル2018に出席したブラウンは、ホンダは”F1文化”に適応することに苦労してきたとし、彼らがマクラーレンとうまく仕事を進めることができなかったことには”複数の小さな理由”があるのだと語った。

 また彼は、ホンダが苦戦していたことは、ジャガーがF1に参入した際にアメリカで作戦の指揮を取っていた時の状況と似ていると述べた。

「以前エリック(ブーリエ/マクラーレンのレーシングディレクター)が、F1ではどのように指揮をとらなければならないかについて話していた。それがF1の文化であり、今は彼ら(ホンダ)もそれを認識していることだろう」

「ジャガーがF1に参戦した時も、同じものを見てきた。彼らもホンダのようなやり方を採用していた」

「メルセデスを見ればわかるが、彼らはドイツに拠点を置いておらず、レースチームの拠点をイギリスに構えている。エンジンに関わる設備もそうだ。一方ルノーは、イギリスとフランスに別れているがね」

「ホンダにとっては、おそらくもっと直接的な経験が足りていなかったのだと考えている。それが最も彼らに欠けていたモノだ」

「努力やリソースが不足していたのではない。設備は素晴らしいものであるし、彼らはそれをきちんと活かすことができるはずだ。私は彼らがそうできると考えていたが、我々が待つことができたのは3年だった」

 なおマクラーレンは2018年からルノー製PUを使用することがすでに決定している。昨年ルノーは信頼性の問題に悩まされ続けていたが、それでもブラウンは”チームは(ルノーのPUに)大いに自信を持っている”と話した。

「彼らにはパワーがある」

「しかしそのパワーを多く発揮しようとすると、彼らは信頼性のトラブルに見舞われた」

「メキシコではセッティングに問題があったが、マックス(フェルスタッペン/レッドブル)は圧倒的なレースをして優勝した。つまり彼らには速いエンジンがあるのだ」

「トップ3のエンジンは非常に拮抗しているし、昨年はその全てのエンジンが優勝を経験している。それゆえこの3種類のエンジンには、それほど大きな差はないことは明らかだ」

「我々にも改善できる分野があるし、パーフェクトな状態ではない。パワー不足は最大の弱点ではあるが、ルノーPUを使用すれば、オーストラリアではこれまでとの違いがはっきりとわかるはずだ」

「ルノーとのパートナーシップには満足しているし、マクラーレンが以前のように上位を走ることができるよう願っている」

Ben Anderson