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ミシェル・ウィリアムズとマーク・ウォールバーグのギャラ格差問題、そもそも契約が不公平だった!?

1/12(金) 22:40配信

ELLE ONLINE

ケヴィン・スペイシーのセクハラ発覚に伴い、10日間かけて再撮影が行われた『All the Money in the World(原題)』。マーク・ウォールバーグが150万ドル(約1億6700万円)もらっていたのに対して、ミシェル・ウィリアムズのギャラは1000ドル(約11万円)未満だったことが明らかになった。

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他の俳優たちから非難の声が上がる中、関係者がウェブサイト「The Wrap」にその背景を語っている。証言によるとこの格差は、最初の出演契約が理由だという。「当初からミシェルは契約で再撮影が必要となったら、参加しなくてはいけないと決められていた。マークの契約はそうではなかった」。だから監督のリドリー・スコットが再撮影をすることになったとき、マークは追加のギャラの交渉ができたけれど、ミシェルはそれができなかったというわけ。

この証言で2人の根本的な待遇に格差があったことが明らかに。男女の賃金格差のために活動しているパトリシア・アークエットは「事実を正しく知らされていないなら、これは不正なビジネス手法」と批判しているけれど、もしミシェルがマークを含む他の出演者がどのような契約を結んでいるのか知らされず不利な条件で仕事をしていたのだとしたら、それは今回の再撮影のギャラ格差以上の大問題。

また今回の再撮影がケヴィン・スペイシーのセクハラ発覚が原因なのも、注目すべき点。ミシェルは娘と感謝祭を過ごすのを諦めて再撮影に臨んだそう。ミシェル曰く「家族に休暇には家に帰れないと伝えなくてはいけなかった。でも娘は『ママはこの作品に一生懸命取り組んでいたんだから、1人の男にこの作品を台無しにさせてはいけないわ』と応援してくれた」。そしてミシェル自身も「監督たちが大変な努力をしていることに感謝しているから」ギャラも休みもいらないと監督側に伝えたという。一方、関係者によると「マークの事務所は『絶対にノーギャラでは仕事はしない』と主張し、ギャラ額を提示した。映画会社はその要求を受け入れた」という。「セクハラは許せない」というミシェルの気持ちに映画会社や制作会社が甘えたーというかそれを利用した可能性も大。

こういう場合の待遇面でも女優の方が不利な契約を結んでいることが明らかになった今回の事件。男女格差は根深く、ギャラにとどまらず様々な面に及んでいるよう。この問題にハリウッドがどう取り組んでいくのか、そして他の業界、他の国にどのような影響を与えていくのか、注目したい。
(text : Yoko Nagasaka)

最終更新:1/12(金) 22:40
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