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座席を譲って助け合い…雪で立ち往生する電車内でとった乗客たちの行動

1/12(金) 14:46配信

ホウドウキョク

雪で立ち往生の電車は午前10時半頃に運転再開

11日午後7時前、新潟・三条市東光寺で、新潟駅から長岡駅に向かっていたJR信越線の普通列車が、線路上に積もった雪の影響で走行中に停止した。

助け合いながら時間を過ごした乗客たち

JR東日本新潟支社によると、列車内には、12日午前6時段階で乗客およそ430人が取り残され、体調不良を訴えた乗客4人が病院に搬送された。

JRは午前10時半頃に除雪作業を終え、ようやく運転が再開された。

停電や停車を繰り返していた電車

この電車、寒波の影響でダイヤが乱れ、普段より大勢の乗客が乗っていたという。

本来であれば、新潟駅を午後3時7分に出発する予定だったが、1時間以上遅れて長岡駅に向けて出発した。そのため、この電車には帰宅途中の高校生なども含め、定員510人のうち8割にあたる約430人が乗るという混雑ぶりだった。

また雪の影響のため、通常であれば1時間程度でつく現場に、途中で所々停車をして、電車の上に積もった雪を下ろす作業をしながら、2時間半近くかけて到着したという。

降りて来た乗客に話を聞くと「停車した時に衝撃などはなかったが、その前に何回か停電が起きていた。その影響で2回くらい電車が止まり、案内表示なども消えていた」とやや疲れた表情で話していた。

なぜ乗客は電車から降りられなかったのか

立ち往生した電車は、実はJR信越本線の東光寺駅からおよそ300mしか離れていないところだった。

この距離だったら歩いて駅まで行けるのではと思うが、この駅は周囲が田んぼに囲まれた無人駅で、JR東日本新潟支社によると、雪の影響で駅までバスが入れない上、急なことでバスが手配できなかったという。また、暗い中で線路上を歩くことは大変危険なため、中にいる方が安全とJRは判断したということだ。

午前4時半頃から、家族が迎えに来た人から、順次電車を降りはじめ、8時の段階で300人にまで乗客は減ったが、周囲の道路は雪で埋まってしまっていて、車では近寄れず、電車から数百メートル離れたところまで歩いて移動していた。

他の周辺の駅でも、運転を見合わせていた電車があり、その乗客に聞いたところ「立ち往生してから親と連絡が取れたが、雪の中で暗い道を車で行くのは難しいから、朝まで電車で待つように言われた」と10時間以上車内に閉じ込められた状況を話していた。

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最終更新:1/12(金) 14:48
ホウドウキョク