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県境の大動脈寸断 県内大雪 不安な夜「眠れず」

1/12(金) 23:41配信

北日本新聞

 11日から12日にかけて県内は平野部を中心に大雪に見舞われ、交通が大きく乱れた。北陸自動車道の富山、石川県境では最大約410台の車が立ち往生したほか、幹線道路は渋滞が続き、物流にも影響が出た。あいの風とやま鉄道やJR線などで列車の運休や遅れが相次ぎ、休校する高校や小中学校もあった。

 中日本高速道路金沢支社によると、北陸自動車道の小矢部-金沢森本インターチェンジ(IC)間の上り坂でトラックなどが動けなくなり、下り線で約260台、上り線で約150台が立ち往生した。11日深夜から上下線で通行止めが続く。同社が除雪や車のけん引を行い、ドライバーらに水や食べ物、携帯トイレを配布した。取り残された車は12日午後3時までに全て最寄りのICで降りた。けが人や体調不良を訴える人はいなかったという。

 岐阜市から金沢市に荷物を運んでいた福井市のトラック運転手の男性(66)は12日午前1時10分ごろから約10時間、小矢部ICの約1キロ手前で足止めされた。「いつ動き出すか分からず、眠ることもできなかった」と疲れ切った様子。

 車内で約8時間待ったという新潟県上越市のトラック運転手の30代男性は「食料や飲み物が配られたが、準備のない運転手は不安だったと思う」と振り返った。

 和歌山市のトラック運転手、三谷淳司さん(48)は南砺市まで荷物を運ぶ途中の11日午後6時ごろから下り線の小矢部川サービスエリア(SA)で、積もった雪で身動きが取れない状態に。24時間近く経過した12日夕方にようやく始まったSA駐車場の除雪を見ながら「今日中に高速を抜け出せるといいが」と力なく話した。

北日本新聞社

最終更新:1/12(金) 23:41
北日本新聞