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ドルは111円前半、ECB議事録や米PPI重し-米CPI・小売待ち

1/12(金) 11:23配信

Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半でもみ合い。前日のタカ派的な欧州中央銀行(ECB)議事要旨や米生産者物価指数(PPI)低迷を受けてドル売り・円買いが先行した。その後は、今晩発表の米消費者物価指数(CPI)・小売売上高に対する見極めムードが広がり、やや値を戻す展開となった。

ドル・円は12日午後3時現在、前日比ほぼ横ばいの111円25銭。一時は111円06銭まで下落し、前日の海外時間に付けた昨年11月28日以来の安値(111円04銭)に迫った。その後に111円35銭まで値を戻す場面があったものの、総じて値幅の小さい相場が続いている。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は同時刻現在、0.1%安の1150.85。午前には昨年9月25日以来の低水準となる1149.46を付けた。

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、「ECB議事録を受けてドル安・ユーロ高となり、ドル安・円高に効いている。目先は111円割れるかが焦点」と説明。もっとも、「米長期金利の上昇傾向が続けば、ドル・円もいずれ反転すると思う」とも述べた。

この日の時間外取引で米長期金利は一時1ベーシスポイント(bp)高の2.55%程度まで上昇した。前日終値は2bp低下の2.54%程度だった。

米国ではこの日に12月のCPI・小売売上高が発表される予定。市場予想はCPIが前月比0.1%上昇、食品・エネルギーを除くコアCPIが同0.2%上昇、小売売上高が同0.5%増。11月はそれぞれ0.4%上昇、0.1%上昇、0.8%増だった。

ノムラ・インターナショナルの後藤祐二郎シニアFXストラテジスト(ロンドン在勤)は、コアCPIや米国の経済指標について、「弊社エコノミストは0.3%上昇ぐらいの上振れリスクはあり得るとみている。小売売上高も出てくるので、年末商戦を含めてどうだったのかも注目」と指摘。「ドル・円はもちろん統計次第という部分はある」としながらも、「基本的にはまだ110~115円のレンジだと思うので、下がったところでは押し目買い需要も出てくると思う」と述べた。

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最終更新:1/12(金) 15:02
Bloomberg