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<いじめ対策>スクールカウンセラー拡充を 仙台市の専門家会議、第1次提言案

1/13(土) 14:00配信

河北新報

 いじめ対策や体罰の実態を検証し、再発防止策を議論する仙台市の第三者機関「いじめ対策等検証専門家会議」は12日、4回目の会合を開き、スクールカウンセラー(SC)の拡充などを盛り込んだ第1次提言案を示した。早期に進めるべき具体策を示した一方で、一部の項目は理念的内容にとどまった。会議は「施策の方向付けはできた」として、週明けにも郡和子市長に提出する。

 提言案は「いじめの未然防止」「いじめの早期発見」など5本柱の計18項目で構成。昨年10月の初会合以降、3回の会合で出た意見を基に、着手や強化が望ましい項目をまとめた。新年度予算編成に反映してもらう。

 学校の体制強化策として、SCやスクールソーシャルワーカー(SSW)拡充を要望。児童生徒に浸透するLINE(ライン)などを相談に活用し、いじめの早期発見に役立てるよう求めた。学校と地域との連携強化策では、コミュニティースクール導入の必要性にも触れた。

 具体性に乏しい項目もあり、委員から「単純な抽象論だと中途半端になる懸念がある」などの指摘があった。会長の木村民男石巻専修大教授は「大枠でこの方向で行くべきだと提言し、個別(対策)の突っ込んだ議論は新年度に積み上げていきたい」との考えを示した。

 専門家会議は昨年4月に青葉区折立中の男子生徒が教諭に体罰を受けた上、いじめ被害を訴えて自殺した事案を受け、市長部局に設置。今後は体罰防止策などの検討に入る。

 木村会長は終了後「議論はまだ5合目まで達していない。個別の議論はまだまだ足りないが、方向付けはできた」と述べた。

最終更新:1/13(土) 18:11
河北新報