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「琉・和・洋」融合のゲストハウス 海外客に広がる人気

1/13(土) 10:29配信

琉球新報

 那覇市樋川の一軒家を改装したゲストハウス「ラ・パッショーネ」は、ヨーロッパスタイルと和の形式美が調和し、琉球・沖縄の伝統も取り入れた空間で、外国から沖縄を訪れる旅行者の間で人気を集めている。欧米で多く見られるB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)の宿として、2016年3月に開業した。経営する田中洋人さん(51)とイタリア出身のフランチェスカ・チェルレティさん(53)の国際カップルは「文化の交差点を感じてほしい」と語る。

 玄関を入った1階のカフェ兼リビングは障子の部屋に椅子とテーブルが並ぶなど、アジアンテイストとヨーロッパの雰囲気を織り交ぜた。朝食に振る舞う自家製ケーキは沖縄のかんきつ類や黒糖を使い、イタリア製コーヒーメーカーで入れたエスプレッソが楽しめる。

 2、3階の客室は紅型染を再利用したオリジナルのベッドカバーが目を引く。すだれや琉球畳など日本や沖縄のデザインも取り入れた。

 田中さんは東京出身で、国連やJICAの仕事で東南アジアやアフリカを渡り歩いた。開発途上国の紛争解決を研究していたフランチェスカさんとはスリランカで出会い、温かい土地での定住を考えて3年前に沖縄に移り住んだ。

 世界各地を巡ってきた2人だが、訪れる客も台湾や香港の近隣地域から欧州や南米まで幅広い。宿泊者のSNSなど口コミを通じて広がる。

 フランチェスカさんは「沖縄は家族や周りの人を大切にする土地で、南イタリアに似ている。海外のお客さんを迎えながら、地域の人が集まるコミュニティーの場にもしていきたい」と語った。

琉球新報社

最終更新:1/13(土) 10:29
琉球新報