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貴ノ岩が診断書提出し初場所休場 貴乃花親方、今回は“常識行動”

1/13(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 日本相撲協会は12日、初場所(14日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、元横綱日馬富士が起こした傷害事件で暴行を受けた東十両3枚目の貴ノ岩(27)=貴乃花=の初日からの休場が決まった。昨年12月の冬巡業では診断書は出さずに休場したが、今回は「1月の就業は困難」などとした11日付の診断書を提出。これにより、貴ノ岩には救済措置が履行される。

 “慣例”通りに提出された。本場所初日から休場する場合、診断書の提出は3日目正午までが期限だが、慣例では取組編成会議までに休場届と合わせて出されることが多い。貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(45)=元横綱=は“常識”にそった対応を取った形だ。

 貴ノ岩は初場所を全休すれば幕下陥落が確実の地位。昨年12月の理事会では診断書の提出を条件に、全休しても3月の春場所で十両最下位にとどまる特別救済措置を決めていた。この条件を守ったため、救済措置が適用される。

 診断書は11日付。殴打された際に負った「頭部外傷」などのほか、右耳の内部に炎症を起こした痕があると診断。頭での激しいぶつかり合いは「慢性硬膜下血腫発症の危険性を増す」と指摘された。診断書は「受傷後約3カ月程度は頭部打撲を避ける必要がある」とし、暴行された昨年10月26日を起点とすると今月下旬頃までは相撲が取れない状況となる。

 元日馬富士から暴行を受けた後、九州場所休場のために提出された診断内容は「頭蓋底骨折などの疑いで全治2週間程度」。ただ、協会側が診断書を作成した福岡市内の医師に確認したところ、全治期間は受傷時を起点とするため、九州場所で「相撲を取ることに支障はなかった」と解釈が改められていた。

 貴ノ岩は12月の冬巡業は診断書を提出せずに全休。同19日は危機管理委の聴取に応じ、20日の同委の報告書では12月5日から入院中となっていたが、現状は不明のまま。土俵生活継続の不安は解消されていない。

 貴乃花親方はこの日午後、東京・江東区の部屋を出る際、弟子の体調などについて報道陣に問われるも無言だった。