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沙羅、地元・札幌で甦る!今季未勝利…不調ムードぶっ飛ばす予選トップ/ジャンプ

1/13(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子個人第5戦予選(12日、札幌市宮の森ジャンプ競技場)日本勢は平昌五輪代表で今季初優勝とジャンプの男女を通じて歴代単独最多となる通算54勝目を狙う高梨沙羅(21)=クラレ=が95メートルの126・3点でトップとなり、13日の本戦に進んだ。今季のW杯で3位が最高の女王に、復調の兆しが見えてきた。五輪代表の日本勢は岩渕香里(24)=北野建設=が93・5メートルで5位、伊藤有希(23)=土屋ホーム=は83メートルの6位で通過した。

 どこまで飛ぶのか。グンと伸びた。今季未勝利の高梨が地元・札幌で息を吹き返す。今季初めて予選をトップで通過した。

 「結果としては素直にうれしい。絶好調まではいかないけど、70%」

 公式練習の1回目は98メートル、2回目は90メートル。1本勝負の予選では95メートルをマーク。不利な追い風をものともしない。踏み切りで力を伝えた。3本ともK点を越えた。昨年末に髪を約20センチ切った高梨が復調の兆しを見せた。

 今季はここまでW杯4戦で3位が2度と苦戦。台頭するマーレン・ルンビ(23)=ノルウェー、カタリナ・アルトハウス(21)=ドイツ=に、2度ずつ頂点を奪われた。平昌五輪で金メダルを争うライバルの好調ぶりに、女王は「世界のレベルはどんどん上がっている」と危機感を募らせる。

 「自分を見失わないことが一番大事」

 昨年末は札幌、年始は長野・白馬村で約20本の飛躍練習を敢行。助走姿勢も小さく組むように修正した。趣味がドライブの21歳はこの日、「リラックスしながら、ジャンプのことを考えられる」との理由から愛車を運転して会場入り。自分と向き合った。本戦の結果に反映されない予選とはいえ、好敵手を上回り、復調の手応えをつかんだ。

 前日11日に平昌五輪代表選出が正式に発表された。1カ月後に迫った2度目の大舞台で、4位に沈んだ2014年ソチ五輪のリベンジを目指す。

 「最高のパフォーマンスができるように、諦めずに自分を奮い立たせていきたい。目標は平昌五輪で金メダル獲得」

 五輪イヤー初戦。ジャンプの男女を通じて歴代単独最多となる通算54勝目もかかる。出場10戦中6度の優勝を飾ったジャンプ台。札幌から平昌につなげる。