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“3冠バトル”ゴング!ソフトB・ギータがオリ・吉田正とタイトル争い宣言

1/13(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 【グアム12日=安藤理】ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)が自主トレを公開した。オリックスの若き大砲、吉田正尚外野手(24)と初めての合同トレ。意見交換をしながら、互いに全部門でのタイトル争いを宣言した。パ・リーグを代表する左打者の“3冠バトル”。常夏の島でゴングが鳴った。

 気温38度-。真っ赤な太陽と豪快に生える木々とよく似合う、いま球界で最も熱い自主トレだ。体中に汗を滴らせた柳田は、毎年恒例の豪華メンバーに囲まれ、さらに自らを追い込んだ。

 「すごい選手をみて、頑張ろうと思えます」

 同僚の松田や、阪神・糸井らとグアムで始動した。海岸を走り、坂道を走り、食事管理も行う徹底的な体力強化。今年は刺激が倍増した。初参加のオリックス・吉田正だ。「聞きたいことがたくさん。わくわくする打者。打席に立つだけで何かやりそう」と柳田。そんな注目する若きスラッガーと合体し、競うようにバットを振った。

 打撃理論や投手の対策など意見も交わしながら「自分のやるべきことがブレない。生活も取り組む姿勢も」と尊敬を抱く5歳下の大砲に対し、自身の目標もブレない。

 「(個人成績は)全部いい数字を残したい。その中で何かひとつでも、一番になれたら」

 全部門でタイトル争いを宣言したが、実は隣の吉田正もまったく同じことを口にした。「タイトル争いはしたいです。3部門(打率、本塁打、打点)全部ほしい」。リーグ屈指の左打者が同じ場所で同じ時間を過ごし、同じ野望を抱いた。

 昨季の柳田は打率(・310)と打点(99)が2位、本塁打(31)が3位だった。「プロに入って一番いい感覚もあった」と語る6月に、一時はリーグ3冠に立った。現在のテーマは同時期の体調を維持する体作り。誰よりも三冠王に近い男のライバルは“同門”の強打者というわけか。腰痛で64試合の出場も同・311、12発の吉田と全部門で頂上決戦。決して夢物語ではない。

 「(吉田正は)いい数字を残すと思うし、負けないように頑張ります」

 真っ黒な肌に盛り上がるたくましい筋肉は、互いに譲らない。球春到来を待たず、しゃく熱の太陽の下で最強打者を決めるバトルの幕開けだ。