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慰安婦合意新方針 「全く受け入れられぬ」 首相、公式に拒否表明

1/13(土) 7:55配信

産経新聞

 安倍晋三首相は12日、慰安婦問題に関する平成27年12月の日韓合意をめぐり、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が被害者への謝罪などを要求していることについて「韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは全く受け入れることはできない」と明言した。首相官邸で記者団に語った。韓国が合意をめぐる新方針を発表後、首相が公式に受け入れ拒否を表明したのは初めて。

 首相は「日韓合意は国と国との約束で、これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ」と強調した上で「日本側は約束したことは全て誠意をもって実行している。韓国側に実行するよう強く求め続けていきたい」と述べ、重ねて韓国側に合意履行を促した。

 文大統領は10日、「日本が心から謝罪し、被害者(元慰安婦)らが許すことができたら完全な解決だと思う」と述べた。韓国政府の対応に日本は不快感を強めており、2月に韓国で開かれる平昌五輪の開会式への首相出席を見送る方針を固めている。菅義偉官房長官は12日の記者会見で、早期に日韓首脳会談を開く必要があるかを問われ「現在のところ予定はない」と述べた。

 河野太郎外相はカナダ・バンクーバーで16日に開かれる北朝鮮関連の国際会議に出席する予定で、同会議に参加する韓国の康京和(カンギョンファ)外相と会談する可能性がある。ただ、外務省幹部は会談が実現した場合の対応について「合意をしっかり履行してくださいということに尽きる」と突き放した。

最終更新:1/13(土) 10:03
産経新聞