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中国の対北輸出8.3%増 昨年 制裁効果限定的 対米黒字も最高

1/13(土) 7:55配信

産経新聞

 【上海=河崎真澄】中国税関総署が12日発表した2017年の貿易統計で、北朝鮮向け輸出が33億4千万ドル(約3717億円)と前年比で8・3%増えていたことが分かった。中国は国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の履行を表明しており、昨年12月単月では北向け輸出は前年同月比で50・6%の減少。だが通年では結果的に、ガソリンなど石油精製品を中心に北向けの供給は増えていた。制裁効果はなお限定的だ。

 17年の北からの輸入は前年比33%減の17億2千万ドル。貿易総額は50億6千万ドルで10・5%減った。昨秋には中国の国有商業銀行が相次ぎ北関連の口座封鎖を行うなど、形の上では経済制裁措置を強めている。

 中国の17年の貿易全体では、輸出と輸入の合計が4兆1045億ドルと前年比で11・4%増となり、3年ぶりにプラスに転じた。税関総署報道官は「一帯一路の沿線国向け輸出が人民元ベースで17・8%増えた。新興市場開拓も進んでいる」とし、東南アジアや中央アジア、欧州など向けの輸出が伸びていると述べた。

 17年の中国からの輸出は2兆2635億ドルで7・9%増。輸入は1兆8410億ドルで15・9%増。15年と16年は輸出入が前年割れしていたが、盛り返した。

 一方、米国向けの輸出は11・5%増えたが、米国からの輸入は14・5%増。対米黒字額は10%増えて過去最大規模の2758億ドルに達した。米中間の貿易摩擦再燃も懸念されている。日本向け輸出は6・1%増、輸入は13・7%増だった。

最終更新:1/13(土) 8:11
産経新聞